【 こんな症例も治ります シリーズ 263 】 オスよりも陰部のトラブルが多いメス犬の細菌性膀胱炎 も的確な診断と治療でコントロールします。

膀胱は、ナスに似ているのです。 ヘタの辺りに尿結石が詰まると大変です。

 

犬 3歳1ヵ月 メス(避妊手術済み)

 

【 尿がちょびちょびしか出ない。陰部周りを舐めている 】というワンちゃんです。

 

■ 腹部レントゲンおよび尿検査を実施しました。

 

■ 検査の結果、尿結石や結晶成分は認められず、尿中には大量の赤血球(血の成分)および大量の細菌が認められました。

 

■ そのため、抗生剤と止血・消炎剤の併用をし、尿および膀胱の環境を整えると同時に、皮下点滴をすることによって尿量を増やし、膀胱中のバイ菌を洗い流す治療を行いました。

 

■ その結果、オシッコの回数も落ち着き、陰部周りを気にして舐めるといった症状もなくなりました。

 

■ 犬猫で尿の出が悪い、もしくは尿が出ていない場合は緊急に症状が悪化することが非常に多いので、早めの来院をオススメします(^^)/

 

 

獣医師 新美綾乃

 

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