【お困りではありませんか? アドバイスしますシリーズ 17】 『 間違った療法食について-その3 』 を紹介します

 

参照サイト:

https://bit.ly/3Q2P1mA

 

■■■ 『 食事(フード)で 質問が多い シリーズ 』

 

 

■ 「先生、腎臓病用のお食事を食べさせるように言われたのですが、どうやって切り替えたら良いですか?」

 

 

「先生、うちの子、いただいた療法食を食べないんですけど?」

 

 

飼い主様から、よくいただくお話です。

 

 

 

■ 療法食は、特定の疾病または健康状態のワンちゃん、ネコちゃんの栄養管理のために、栄養成分の量や比率が調整された特別な栄養特性を有する製品で、一般的な健康維持食とは異なるペットフードです。

 

 

 

■ そして、その栄養特性を適切に利用することで、特定の疾病や健康状態の栄養管理(例えば、下部尿路疾患、体重管理、腎疾患、皮膚疾患、食物アレルギー、消化器疾患等)に役立てることができます。

 

 

 

■ 当院では、「お薬」と同じように、定期的にご来院いただき、獣医師による診断や健康状態のチェックを行うことをお勧めしております。

 

 

 

■ なぜなら、疾病の進行や健康状態の変化にあわせ、療法食の種類や給与方法の見直しが必要となる場合があるからですが、それ以前に、質問にありますように、体調やその時の環境によってなかなか食べてくれないことがあります。

 

 

 

■ その場合は、次のようなことを試してみてください。

 

1) 体温ぐらいに温める。 これにより香りが出て食欲が増進します。

2) その子の好物を少し混ぜてみて、香りづけする。 ただし、病気のよっては使用できないものもあるので、獣医師に事前に相談してください。

3) 安心して食べられるよう、手から与えてみる。

4) ワンちゃんではドライフードを水でふやかすと、柔らかく食べやすくなります。

5) 食事の前に散歩させるなど、運動により食欲を刺激する。

等など。

 

 

■ それでも、2日以上全く食べない場合(特に、ネコちゃんの場合は肝リピドーシスになるリスクがあります)や、食事を十分食べない日が3~5日以上続く場合には、早めに獣医師に相談しましょう。

 

 

■ 何か、困ったことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

獣医師 泉 政明

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