【新 当院の特徴ある医療シリーズ 28】 ウサギさんの呼吸器病の 特長のある治療法 を紹介致します

上のウサギさんは、鼻の周りに鼻汁を付けています。
★ この症状と呼吸が早くなってきたら、即病院に来て下さい。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3sqjr9J

 

■■■ ウサギさんの“ 呼吸器病 ”治療 ■■■ 

【当院の特長ある呼吸器病の治療法は、後半にあります】

 

 

■■■ ウサギは、『 必ず鼻呼吸 』をしています。 ですから、鼻腔が閉塞すると呼吸が低下します。

 

 

 

■ ウサギの口呼吸は非常に予後不良の兆候であり、末期呼吸のウサギさんに最もよく見られます。

 

 

 

 

■ しかも、犬猫などに比べて、肺や心臓が入っている『 胸腔がとても狭い 』動物です。 あまり知られていない事ですが、心臓病も多い動物です。

 

 

■ ウサギさんは、感染症にかかりやすい動物で、『 パスツレラ病 』が多いですね。

 

 

◆ このような生まれつき持っている体質によって、呼吸器系のトラブルは、命を懸けた戦いに等しいのです。

 

 

 

 

◆◆◆ 症例を御紹介致しましょう ◆◆◆

 

 

 

■ 最近「呼吸が苦しそう」というウサギさんが、立て続けに来院されましたのでご紹介いたします。

 

 

◆◆ まず一例目は呼吸時にズビズビ鼻が鳴り、朝になると鼻水が固まって苦しそうというウサギさんです。

 

 

■ 胸部レントゲンでは、肺に炎症像はありません。 鼻水も特別粘稠性が高いわけでもありませんでした。

 

 

■ このウサギさんは歯科疾患があり、以前のCT検査で骨融解像も見られている子でした。

 

 

■ 今回の鼻炎症状も歯科疾患に伴うものと思われ、対症療法でネブライザー、ドイツの自然療法薬を点鼻にて改善が見られました。

 

 

 

◆◆ 二例目は高齢うさぎさんですが、食滞を繰り返し生じやすい子でしたが、体調が急激に悪化して粘稠性の高い白い鼻水が出ていました。

 

 

■ レントゲンでは肺の炎症像はありませんでした。 おそらくパスツレラ菌などの感染が起きていると思われます。 適切な抗生剤の投与が必要になります。

 

 

 

 

◆◆ 最後の三例目は、高齢のうさぎさんで、体調の悪化と呼吸が早いとのことで来院されました。

■ レントゲンで、心臓の近くにシコリが確認されました。

 

 

■ おそらく肺の腫瘍と思われました。

 

 

■ 高齢のため、これ以上検査をするよりもストレスを与えないようにするのが一番と判断しました。 そこで、免疫力をアップさせるサプリメントを処方いたしました。

 

 

 

◆◆ 呼吸が苦しそうな症状は、やはり原因がそれぞれですので治療法も異なります。

 

 

 

上記以外の方法でも、とても良い成果を挙げている治療方法もあります。 原因によって使い分けています。

 

 

 

■ 胸部レントゲンや血液検査は状況にもよりますが、それほど大変な検査ではありませんので、少し様子を見るということはせずに早めの来院をおすすめいたします。

 

 

 

獣医師 新井澄枝

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