【新 当院の特長のある医療紹介シリーズ 3】 効果的な、難治性(治りにくい事)の犬伝染性気管気管支肺炎(ケンネルコフ)に治療ついて

 

参照サイト:

https://bit.ly/3h9ymxA

 

 

 

■ 急に咳が激しくなり、どんどん悪化するワンちゃんの病気で、若い子に多い呼吸器病です。 難しく言うと、発咳を主徴とする急性の上部呼吸器感染症【ケンネルコフ】、の治療方法ついて説明させて頂きます。

 

 

■ この病気は、感染動物からの飛沫や直接接触によって伝染することから、動物保護施設やペットショップなど、多頭飼育の環境下で流行する傾向があります。

 

★★★ また、ケンネルコフは1歳未満の若い子での発生が多い事でも知られています。

 

 

 

■ この病気の原因となっている微生物の事も、飼主様は知っておいた方が良いと思うのです。

 

 

■■ 原因となる微生物の病原菌は、犬パラインフルエンザウイルス、犬アデノ2型ウイルス、気管支敗血症菌、マイコプラズマ菌などが有名です。

 

■ しかも、この病気の特徴的な事なのですが、複数の種類の病原微生物が関係することが明らかとなっています。 ⇒ ですから、治りにくいのですよね。

 

 

■ 治療開始から通常は7~10日程度で回復します。 しかし、症状が数週間以上も続く難治性(治りにくい事)のこともあります。

 

 

 

■■■ 今回は、当院の治療方法の一例を紹介致しましょう。

 

■ 生後4か月のワンちゃんです。 ペットショップさんからお家に来て、3日目からセキをするようになったそうです。 翌日、近くの動物病院へ連れて行き、しばらく近院で治療していましたが、セキが止まらないので当院に来院されました。

 

■ 咽頭スワブ(ぬぐい液)でウイルスと細菌を同定(検査して正確に調べる事)などの検査をしたところ、ケンネルコフと診断しました。

 

 

■ 従来通りの抗生剤や免疫上昇治療のみでは治療効果がみられていないことから、ネブライザー噴霧装置を自宅に購入いただき、自宅での当院オリジナルの処方によるネブライザー噴霧吸入液と、通院によるドイツ自然療法(ホモトキシコロジー)などで、咳がこじれてしまった症状も完治することが出来ました。

めでたし、めでたし、です。

 

 

■■■ 多くは自然治癒し、予後(治療の後)も良好になるケンネルコフと言う病気ですが、治療法を間違えると気管支肺炎へ進行し、悪化して呼吸困難など引き起こすことがありますので、早期診断と適切な治療が重要となります。

 

 

■ 幸いにもこのワンちゃんは、肺炎にもならず、今では元気に兄弟と遊び回っていると嬉しそうに飼い主様がお話下さいました。

 

 

※ 【 治りが悪いケンネルコフでお困り 】の事がありましたら、なるべく早めにご連絡下さい。

 

photo.fahtakahashi@gmail.com まで、宜しくお願い致します。

 

■ お急ぎの場合は、046-274-7662までご連絡をお願い致します。

 

 

獣医師 泉 政明

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