【 こんな症例が治ります シリーズ 153 】 犬の歯周病 も的確な診断と治療でコントロールします。

 

 

 

 

 

 

参照サイト :

http://ur0.xyz/oFCp

 

 

イヌ 11歳 メス(避妊手術実施済) です。

 

【 大量の歯石がたまっている 】 とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ お口の中をのぞかせて頂くと、歯石が大量に付着していて歯肉も赤く腫れ上がり、口臭もひどくいわゆる歯周病になっていました。

 

■ 口の炎症の影響か、顎にあるリンパ節も腫れていました。

 

■ このままではお口のトラブルからご飯が食べられなくなってしまう恐れがありました。 そこで、全身麻酔下で『高精度の』歯石除去と抜歯を行わせて頂くことになりました。 この抜歯の際には、レントゲン診断が大切になります。

 

■ 歯石を徹底的に落とし、『歯石の再付着を防止する治療を行い』、歯肉が痩せて歯の根元が悪くなっている歯を抜き、抜歯した部位を縫合してあげました。 特に下の顎の抜歯した痕には、その事で骨折する可能性を限りなく小さくする専門治療を行いました。

 

■ 明らかに歯周病の歯であっても、抜歯するレベルではない歯の部位には、【歯周病治療と溶けてしまっているアゴ骨を補強する治療】を行いました。

 

■ すると、お口の中が見違えるほどきれいになり、口臭もなくなりました。

 

★★★ 今後は歯のお手入れをしっかりし、再度汚れが付着しないようケアしていく予定です。

 

■ 歯周病はお口の中の問題だけでなく、鼻炎につながったり、心臓・腎臓にも悪影響を及ぼすことが分かっています。 お家の子の口に歯石がたまっていたら、一度【歯科に強い】動物病院でお口の中をチェックしてもらうようにしましょう。

 

獣医師 齋藤隆太

 

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