【 こんな症例が治りますシリーズ 148 】  ウサギさんのトレポネーマ症 も的確な診断と治療でコントロールします。

 

 

 

 

 

 

 

ウサギ 2歳 メス(避妊手術未実施) です。

 

【 おまたにカサブタが出来ているということで来院されたウサギさん 】です。

 

■ 診させて頂くと、おまたにカサブタが出来て赤くなっていました。 良く見ると鼻にもカサブタが出来ていました。 クシャミも出ているとのことです。

 

■ ウサギさんに見られるこれらの症状は【トレポネーマ症】という感染症に特徴的な症状で、おまたや鼻、口周りが腫れてカサブタが見られます。

 

■ お母さんウサギから感染したり、交尾によって感染することがあり、オスで症状が出にくく、メスで症状が出やすいのが特徴です。 人にうつることはない病気ですのでご安心ください。

 

■ 基本的には一般状態に異常が出ることはありませんが、重症化すると食欲低下等の症状が出ることもあります。

 

■ 治療には抗生物質を用いますが、症状が落ち着くまでには数週間かかることがあります。 完治する子もいますが、多くの場合は環境変化等のストレスが原因となり再発することがあります。

 

■ おまたやお口にカサブタを認めたら要注意です。 異常に気が付いたら早めに動物病院までご相談ください。

 

獣医師 齋藤隆太

 

 

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