【 こんな症例が治ります シリーズ 136 】 犬の大腸性下痢 も的確な治療で治します

 

 

 

 

 

参考サイト:

http://qq4q.biz/q4PD

 

 

 

コーギー 10歳 メス(避妊手術実施済み) です。

 

【 ドロドロした血混じりのウンチをする 】とのことで来院されたワンちゃんです。

【 少量のウンチをあちこちにしている 】ようです。

 

■ ウンチを見させていただくと、柔らかいウンチの周りにどろどろの粘液が付着していてその周りに血液も付着していました。 血液の色は赤かったです。

 

■ 少量のウンチを顕微鏡で観察してみると、腸の粘膜の細胞が剥がれ落ちており、腸内細菌のバランスがかなり乱れているようでした。 なかでも特に目立ったのが【芽胞菌】と呼ばれる【太鼓のバチ】のような形をした細菌が確認されました。

 

■ 【 少量頻回のウンチ 】、【 粘液状の付着物 】、【 鮮血(鮮やかな赤色の血液) 】、これらはすべて大腸性下痢に当てはまる特徴です。

 

■ そこで、芽胞菌をやっつける抗生物質と、整腸剤(乳酸菌などのお薬です)を併用し治療していくことにしました。

 

■ すると、数日後にはすっかり体調が良くなりました。

 

■ このような大腸性下痢はストレスがかかったり、普段食べなれないものを食べたりすることで見られることがあります。 年末年始のバタバタした時期には要注意です。

 

■ もちろんその他の原因でこのような症状が出ることもあるので、長引くようならすぐにご連絡ください。

 

獣医師 齋藤隆太

 

 

Page Top