【 こんな症例が治ります シリーズ 102 】 犬が誤って飲み込んだ異物を【 内視鏡 】で取り除きます

ワンちゃんが食べてしまった オモチャのかけら

内視鏡の操作部です

 

 

 

犬 2歳メス(不妊手術済み)

 

【 3日前から胃液を吐いている、と言って来院したワンちゃん 】です。

 

プラスチック製のおもちゃを噛み砕いた痕跡があり、一部を飲みこんでしまった可能性がありました。

 

早速、超音波検査を行ったところ胃内に異物が残留している可能性が強まりました。放置しておくと腸閉塞などを起こす可能性もあります。

そこで全身麻酔をかけ、内視鏡を胃内に挿入し異物を取り出しました。

 

異物はプラスチック製のおもちゃでした。

 

もし内視鏡が無かったら、開腹手術をして異物を取り出すことになります。 傷が癒合(くっつく)するまで時間がかかりますし、術後に痛みも伴います。

 

異物を取り除いた後は吐き気がぴたりと止まりました。 胃の粘膜保護剤・粘膜修復剤を数日間~数週間服用していただき、現在は元気一杯の生活をしていただいております。

 

ワンちゃんの負担も少なく異物を取り出せて本当に良かったと思います。

 

獣医師 新井

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