【 こんな症例が治ります シリーズ 79  】  犬の歯の盤状破折(歯が板状に割れた状態) も 的確な治療で治します。

 

 

 

治療前です。

 

 

 

 

 

 

 

歯の歯髄を治療した症例の写真です。

 

 

 

イヌ 3歳 メス (未避妊) です。

 

 【 左の臼歯が割れている 】というワンちゃんです。

 

 ワンちゃんの口の中を見た時に、歯が割れているのに気付いたということで来院されました。

 

 歯が板状に(盤状に)割れていて、表面にはびっしりと歯石が付いていました。

しかも、歯の割れている部分を細かく診ると、かなり時間が経っている状態でした。

 

 今回は、今後のためにも、この破折している歯を抜く手術を行いました。

 

 歯が割れて72時間以内であり、条件が整えば、歯内治療を行って元の歯の形に戻せるのですが、今回のケースは時間が経ちすぎていました。

 

 

 術後は良好で、今では元気にご飯を食べてくれています。

 

 これをきっかけに、飼い主様のデンタルケアに対する意識が高くなり、今では歯の内側まで熱心に磨いて下さっています。

 

 「歯の健康は、全身の健康に繋がる」 という事を、わんちゃん、飼い主様と一緒に再認識しました(*^_^*)

 

 

獣医師 小田原 由佳

 

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