【 こんな症例が治ります シリーズ 67 】 ウサギの皮膚トレポネーマ症 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウサギ 4歳 オス(去勢手術未実施) です。

 

 【 最近、目や鼻の周囲にカサブタの様なものが出来ているというウサギさん 】です。

 

 症状から、ウサギさんの皮膚炎で多い皮膚トレポネーマ症を疑いました。

 

 皮膚トレポネーマ症とは、ウサギさん同士で主に交尾により感染する病気です。 感染するとウサギ自身で毛づくろいをする事により、顔面にも症状が出るようになります。 この子の場合は顔面にのみ症状が出ていましたが、研究論文などの文献によればそういった症状の出方もあります。

 

 診断的な治療として、ウサギさんに使っても大丈夫な抗生剤で治療をスタートすると、1週間で一気に症状が改善していき、2週間後にはほぼ元通りのきれいな皮膚に戻っていました。

 

 ただし、この病気は再発が多いため、その後もしばらくは週末のみ抗生剤を飲んでもらう治療を続け、現在は抗生剤をストップしても再発はみられていません。 今ではお家で元気に毛づくろいをしているそうです。

 また、一つハピネスを御提供できました~  !! 

 

 獣医師 桃崎 昂 

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