【 こんな症例が治ります シリーズ 62 】 子宮水腫 も 的確な治療で治します。

どうぶつの腫れた子宮

 

 

ネコ 8歳 メス(去勢手術未実施) です。

 

 【 元気がなく動きたがらないというネコちゃん 】です。

 

 特に、吐いたり目立った症状はないものの、元気がないので検査して欲しいという事で、当院にいらっしゃいました。

 

 血液検査、レントゲン検査および超音波画像検査を行った所、子宮に液体の溜まっている事が分かりました。

 

 このような場合、避妊手術をしていない事からも子宮蓄膿症や子宮水腫が疑われますが、どちらにせよ早めの手術による子宮と卵巣の摘出が必要になります。

 

 手術の結果、子宮にはボコボコと水が溜って膨らんでいるところがたくさんあり、視診と病理検査の結果、子宮水腫と診断されました。

 

 ちょっと元気がないという小さな変化に飼い主様が気付いて下さったので、このネコさんは無事に退院する事ができました。

 

 ですから、ちょっとでもおかしいなと思うことがありましたら、皆さまお気軽に当院の獣医師にご相談下さい。 

 

獣医師 桃崎 昂

Page Top