【 こんな症例が治ります シリーズ35  】 関節炎 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヌ 6歳 オス(去勢手術実施済み) です。

 

 【 3か月前から、右後ろ足を地面につかなくなってしまったというワンちゃん 】です。

 

 レントゲン検査を行ったところ、右後ろ足の関節の中が白っぽくなっていて関節炎が起きている可能性が浮上しました。

 

 そこで、整形外科専門の先生と協力して、関節の中にある液体(関節液といいます)を調べたところ、大量の炎症細胞が認められました。

 

 診断名は【 自己免疫性多発性関節炎 】です。 自己免疫性とは、本来自分の身体をバイ菌などから守る働きを担っている免疫系が、自分自身を攻撃してしまうという病気です。

 

 そこで、過剰で異常な免疫活性を抑えるために、適切なステロイド剤を使って治療したところ、2週間ほどで右後ろ足をついて歩けるようになりました。

 

 当初は、長期にわたる他施設での診察でお疲れだった飼主様の表情が、当院での短時間の正確な診断および治療で良くなってきた【ワンちゃんの喜ぶ姿】が見られることで、飼主様まで明るい笑顔になられて、私達まで笑顔が伝染する診察になっています。

 

 

 獣医師 齋藤 隆太

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