【 こんな症例が治ります シリーズ 23 】 膿皮症(ケース2)(皮膚病) も 的確な治療で治します。

犬の典型的な膿皮症の皮膚症状です

 

 

 

 

 

イヌ 5歳 オス(去勢手術済み) です。

 

 【 今年の9月頃から抜け毛が多く、皮膚が赤くなっているワンちゃん 】です。

 

 皮膚の様子を見させて頂いたところ、わきの下とお股に【 ニキビのような おでき 】が出来ていました。

 

 皮膚の検査をしたところ、顕微鏡で球菌という丸い形をしたバイ菌が見つかりました。

 

 また、身体がかなり痩せており、手で簡単に肋骨を触る事が出来ました。 お食事について飼い主様にお聞きしたところ、【 皮膚が赤くなったので、アレルギー性皮膚炎が心配でお食事をアレルギー対策の食事に変更したところ、食事を吐いてしまったりあまり食事を摂らなくなってしまった 】とのことでした。

 

 そこで、バイ菌を倒すための抗生物質と薬用のシャンプーを処方し、お食事はワンちゃんが良く食べてくれるものに変更して頂きました。

 

 すると1週間後には体重が500gもアップし、皮膚の状態もかなり改善しました。 現在もお食事をしっかり食べてもらいながら治療を継続中です。

 

 【 人も無理なダイエットをするとお肌が荒れてしまいますが、動物さんも同じです。 】 突然お食事を変更する前に是非一度動物病院にご相談下さい。

 

 

 市販で売られている【 処方食 】を、獣医師の処方なく勝手に判断して購入する事は危険ですね。

 

 お互いが、ハッピーになるためにも、宜しくお願い致します。

 

 

獣医師 齋藤 隆太 

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