最近になって、台湾の狂犬病の発生状況が【動物病院業界と関連業界内】で話題になっています。
その情報の出典元が一般的なインターネットサイトであり、
もっとしっかりした情報元での確認が大切だと私達は考えます。
どうしても、記者の方は読者の皆さんに、強く理解して頂きたい方向へ記事は書くと思いますし、読者の方の思い込み【 バイアス 】によって、その情報が誇張され、さらにコピー & ペーストされて、世の中に広がっていってしまいます。
★ 私は、獣医学をする上でも何でも、信用できるニュース源に戻るべきだと考えて、常に行動しています。
ですから、私の病院の医療は、石橋を叩いたような医療を行います。 その結果、見逃しや医療の間違いが少ないのです。
★ たとえば、新しい学説が発表されても、すぐには飛びつきません。 必ず、他の第三者の【追試研究の発表】を待ちます。 真実は、いつも多面性を持つと考えるからです。 一面だけを見て判断してはいけませんね。
さて、本題に戻ります。 狂犬病に関しては、ぜひ【 日本の農水省 】のサイトで確認して頂きたいです。
農林水産省ホームページ(http://www.maff.go.jp/index.html)
> 組織・政策
> 消費・安全
> 家畜の病気を防ぐために(家畜衛生及び家畜の感染症について)
> 水際における狂犬病対策について
【参考情報】台湾における狂犬病の発生について
URL: http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/eisei/rabies/index.html
また、OIE WAHID:台湾行政院中央流行疫情指揮センター という出典先も、重要なカギとなる機関だと思います。
URL:http://www.oie.int/wahis_2/public/wahid.php/Reviewreport/Review?reportid=14186
その太い情報元から得た一番新しいデータです。
■ 台湾国内での狂犬病発生頭数の合計
イタチアナグマ : 158頭*
ジャコウネズミ : 1頭
犬 : 1頭
(2013年10月2日付け続報34まで)
*:うち3頭はOIEの発生数に含まれていない。
■ 日本での狂犬病ワクチンは、全体で約40%の犬しか接種されておりません。 ちなみに、狂犬病ウイルスは人間や猫やサル、キツネ、アライグマ、マングースやコウモリなどにもうつります。
★ 狂犬病は、致死率100%の病気です。
■ 狂犬病の集団感染予防の事を皆さんに考えて下さい!! と言うのは、難しい事だと思いますが、
【 御自分の動物さんは、ワクチンでしか守れません!! 】
ですから、1年以内に接種されていない方は、ぜひ狂犬病ワクチンを動物さんに打たれて下さい。
■ すぐ隣の国で起きている事ですから!! ぜひ自衛策をとって、賢くなりましょう。
■ 緊急性は少ないが、重要性が高い分野をしっかりとする事は、
皆さんの未来が幸せになれますね!!
狂犬病ワクチン接種は、この領域の【 賢い 】対策だと思います。
■ みなさんと、WIN-WIN-WINの関係を作りたいですね。
■ 当院のミッションは、【 動物たちのより良い“未来健幸”を創造する! 】です。
■ 今こそ賢い行動を!