【こんな症例も治りますシリーズ 393】 その後が気になる、猫の喘息(その2)も適切な診断と治療で治っています

 

参照サイト:

https://bit.ly/3pouLPr

 

 

 

日本猫 10歳 メス(避妊済)です。

 

【 セキがとまらない 】とのことで来院されたネコちゃんの、その後のお話です。

https://bit.ly/37J9t9e のウラ話です。

 

 

■ 一度セキ込むと1時間以上も続く「セキ」で、長い間悩まれていたネコちゃんと飼い主様。

 

★ 当院に来て「喘息」と診断され,

お薬を飲んだら直ぐに発作が治まり、あれから2か月間、一度も発作を起こすことなく、今ではお薬も止め、元気に走り回るほどすっかり良くなりました。

 

 

■ 実は、このお話にはウラ話があります。 以前のブログにも書きましたが、猫の喘息発作を引き起こす要因として、環境中の物質/大気汚染物質(タバコの煙、香水など)やストレスなどが刺激因子となることもあることを飼い主様にもお伝えしました。

 

 

参照サイト:

https://bit.ly/34FOkum

 

 

 

■ すると、ネコちゃんの為ならと、直ぐに空気清浄器を購入するとともに、隣のお家から流れてくるタバコの煙や、向かいのマンションの屋上にあるハトの巣から身を守るため、ネコちゃんの大好きだった風通しの良い窓辺での日向ぼっこを禁止することにしたそうです。

 

 

 

■ ネコちゃんに処方したお薬はステロイド剤でしたので、薬を止めるときには徐々に減量していく必要あります。 でも、その途中で発作の症状に変化がみられなかったり、再発する場合はお薬の量を減らしていくことができません。

 

■ このネコちゃんの場合、一回も発作を再発することなくお薬を止めることができたのは、お薬が奉功したことだけではなく、ネコちゃんの周りの環境が改善されたことが大きく関わっていると考えられます。 飼い主様の深い愛情のおかげですね。

 

 

■ これからも、飼い主様とご一緒に動物さんの健康と幸せを考えていけたらと思います。

 

 

獣医師 泉 政明

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