皮膚科専門外来担当の冨田です。
今回は「ホルモン性脱毛」についてです。
ホルモン性脱毛で代表的な物は甲状腺機能低下症やクッシング症候群、未避妊・未去勢性でなりやすい性ホルモン過剰症などがあります。
ホルモン性脱毛の一番分かりやすい特徴は左右対称性の脱毛です。全身の毛が薄くなった、腰の周りから段々抜けてきた、しっぽの先の毛がなくなったなどいろいろな脱毛が起こります。また、脱毛に合わせたように繰返す皮膚炎(膿皮症など)が起こることがあります。
これらの皮膚疾患はシニア期での発生が多いため、年を取ってきたからしょうがないと見過ごされがちになります。しかし、しっかりと原因を突き止め、治療することで毛が生え皮膚炎が落ち着くこともあり、快適な生活を送ることが出来ます。
なかなか治らない皮膚トラブルを抱えている方は、一度皮膚科専門外来にご相談ください。
次回の皮膚科専門外来は【2月未定日】です。
日程が決まり次第、ブログを更新いたします。