【 こんな症例が治りますシリーズ 128 】 うさぎさんの食滞 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

参照サイト:

http://urx3.nu/oy1A

 

うさぎ 6歳 メス (避妊手術実施済)

 

【 昨日から食欲が急激になくなったというウサギさん 】です。

 

■ 一昨日から少し元気がなくなり、昨日から食欲が急激に落ちたということで来院されました。 うんちも小さく、量も少なくなっている状態でした。 いつも元気いっぱいの子なのですが、沈鬱な表情をしていました。

 

■ お腹を触ってみると、盲腸のガスが溜まっていそうだったので、お腹のレントゲンを撮りました。 やはり、盲腸に中等度のガスが溜まっていました。

 

■ ウサギさんの食欲が無くなる原因としては、①歯の不整咬合 ②胃腸の動きの低下 ③おしっこの問題 ④子宮などの生殖器の問題 などがあげられます。

 

■ この子の場合は、歯には問題が無く、避妊手術もしており、おしっこには問題が無いことから「胃腸の動きの低下」が原因であると考えました。

 

■ 治療は集中的に行う必要があると判断したので、2泊3日の入院治療を行いました。 血管に点滴を行いつつ、胃腸の動きを改善するお薬を飲んでもらいました。 治療のおかげもあり、入院中、少しずつ食べるようになりました。 退院後も何度か点滴を行い、1週間で元の元気な子に戻りました!

 

■ ウサギさんは、病気を隠す動物です。 多少調子が悪くても、飼主さんが気づかないことが多いです。 寒くなり始めるこの時期は、寒暖の差が出てくるので、ウサギさんがストレスを感じやすい時期になってきます。

 

■ うさぎさんの治療はいかに早期に治療ができるかが大事です。 少し体調がおかしいな~と感じたら、あまり様子をみずに、病院に行かれることをお勧めします。

 

獣医師 小田原由佳

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