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イヌ 5歳 オス (去勢手術実施済み) です。
【 色々と肝臓に良いサプリや薬を使用してもなかなか胆泥症が良くならない 】というワンちゃんです。
■ 高脂血症を伴う経過が長かったため、すぐに【動物用脂質精密検査リポテスト】という、血液中の脂質の種類を特定して治療薬の種類を決める検査を実施致しました。
■ 専門検査機関から返ってきた検査結果から、脂質の代謝を改善してくれるお薬を選び、低脂肪食の療法食を徹底し、治療を開始すると、1カ月ほどで血液検査の結果に変化が見られるようになりました。 そして、3か月後の超音波検査では胆泥の量が減少していました。
■ 今回のような胆泥症に限られた話ではなく、中性脂肪や、コレステロールの高値は放置しておくと、動物でも血栓症や膵炎のリスク(危険性上昇)となります。 健康診断でこれらの数値が高かった動物さんは、ぜひ一度、当院で相談してみてください。
獣医師 桃﨑 昂