皮膚科専門医診察担当の桃崎です。
■ 神奈川県で初めて、当院で【 アジア皮膚科専門医診察 】をスタートして約3年。
大変多くの方が、動物さんの皮膚病で悩まれているのだなあ、と実感しております。
■ さて、今回からはそんな診察を行っていく中で、よく受ける皮膚に関する質問をご紹介しながらお答えしていきたいと思います。
■ また、これら以外にも下記に掲載しておりますアドレスにご質問頂けましたら、いくつかを抜粋して今後のブログでご紹介していきたいと思います。
● もし、個人的に早急な回答をご希望の方がいらっしゃいましたら、046-274-7662(ファミリーアニマルホスピタル高橋動物病院)までお気軽にお電話下さい。
Q、アトピー性皮膚炎は治らないんですか?
Q、かゆみって、どんな時に強くなるんですか?
Q、皮膚のためには、どんなものを食べさせる方がいいんですか?
Q、洋服は着せた方がいいんですか?
Q、皮膚が良くないんですが、低アレルギー食を食べた方がいいんですか?
Q、『膿皮症』と言われ、皮膚の細菌感染だというのですが、これはうつるんでしょうか?
Q、多少の痒みは我慢させて、薬は出来るだけ飲まない方がいいんでしょうか?
Q、ステロイドのお薬は体に悪いので、極力やめたほうがいいんですよね?
Q、食事で皮膚病は治りますか?
…などなどです。
今後少しずつ、これらの質問にお答えしていきますので楽しみにしていてください。
Q、アトピー性皮膚炎は治らないんですか?
A、
■ 残念ながら基本的には治すことは難しい病気です。
唯一、完治が望める治療に【 減感作療法 】という治療法があります。 しかし、この治療によっても完全に症状が改善されるのは【 3頭に1頭 】と言われています。
■ だからと言って【 アトピーだから仕方がない 】と完全にあきらめる必要はありません。 飲み薬や、食事、シャンプー等をうまく組み合わせることで、症状を緩和することは出来ます。 ですから、この治療の中心はどのように病気とうまく付き合っていくのか、という事になります。
さて、今回は、一つの質問だけにお答え致しました。 いかがでしたでしょうか?
◆◆◆ 当院の強みの一つは、専門医の先生にコンサルティングして頂きながら、難しい病気を治していけるところにあります。
特に、皮膚科専門医診察は面白いように治っていったり、治らなくても悪化しないで生活の質を高める道筋が見えてきて、飼主様の明るいお顔を拝見する事が多い診療です。
■■ また、次回のQ&Aにご期待下さい。
◆◆◆ 次回のアジア皮膚科専門医診察日は、11月9日(月)午前10時からです。 完全予約制ですので、御連絡をお待ちしております。
046-274-7662 (担当:桃崎獣医師)
獣医師 桃﨑 昂