【 こんな症例が治ります シリーズ 10 】 膀胱結石 も 的確な治療で治します。

   膀胱に似ているでしょ ♪

 

 

 

 

 

 

ネコ 13歳 オス (去勢手術未実施) です。

 

 膀胱の中に【 石が出来てしまい、その石がオシッコの通り道に詰まってしまったネコちゃん 】です。

 

  膀胱の中に出来る石には様々な種類があり、石が出来る原因にはオシッコの酸性度(すっぱさのことです!!)が関係していると言われています。

 

 種類によっては、食事療法でオシッコの酸性度を調節し、石を溶かすことで治療する事が出来ます。

 

 しかし、この子にできた石は【 シュウ酸カルシウム 】と言う石で、溶かす事が出来ません。

 

 そこで、【 手術により膀胱を切開 】し、直接石を取り出す事にしました。

 

 

 レントゲンでは映らないけれど、エコー検査(超音波検査)だとハッキリわかる膀胱結石もあります。

 よくレントゲン検査だけでなく、エコー検査も致しましょうと言うと、『 断ります 』と言う飼主様がいますが、出来たら両方を一緒に調べておいた方が良いですね。

 

 見逃しが亡くなります。

 

 色々なケースがありますが、ちゃんと準備をしていれば、結石が取れます。

 

 この子も、今ではしっかりオシッコが出るようになりました。 今後はまた石が出来ない様に、しっかり予防していくことが大切ですね。

 

 

獣医師 齋藤隆太

 

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