【こんな症例も治りますシリーズ 632】 『 ジャンガリアンハムスターの食欲不振をCT検査を活用する事で 』 適切な診断と治療をおこなって治します

↑ 上の写真は、『ハムスターの頭部CT画像』です。

★ 上の方の左右に、円形の白い部分がありますが、左右の目です。

■ 青丸内の黒く抜けた部分が、空気で満たされた正常な鼻腔です。

■ 赤丸内の白い部分が、『 鼻水などで満たされた異常な鼻腔 』です。

★ この異常鼻腔は、レントゲン画像では『 ハッキリ分かりません 』。 CT画像だからこそ、ハッキリ見れます。

 

 

 

ジャンガリアン ハムスター 1歳 オス

 

 

【 継続的な体重減少と鼻炎、食欲不振 】とのことでハムスターさんが来院されました。

 

 

◆◆ 来院時には動きがほとんどなく、衰弱が見られました。

 

 

 

■ レントゲン画像では胃腸のガスが多く、食欲不振の原因と考えられますが、そうなった原因ははっきりとわかりませんでした。

 

 

 

■ そこで、明らかな異常がないか判断するために、当日に無麻酔のCT検査をすることにしました。

 

 

 

■■ その結果、鼻炎と胃腸のガス以外は心配していた腫瘍などの大きな異常は無く、『 鼻炎と胃腸のガスに対して対症療法をしていく 』ことにしました。

 

 

 

★ すると、徐々に調子を戻すことができました。

 

 

 

■ CT検査によって、治療方針や予後の判断が大きく変わることもあるため、迅速に検査が出来たことが症状の改善に繋がりました。

 

 

 

 

獣医師 冨田浩平

 

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