【こんな症例も治りますシリーズ 472】 特殊な犬の歩行困難 も適切な診断と治療で治します

ワンちゃんの腹部が膨れているのが分かりますか?
★ 全身の毛も薄くなっていますね。
これが、クッシング症候群の特徴です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3tWnlIu

 

 

ミックス犬 13歳 オス(去勢手術済み)

 

 

今回は【 歩行困難で治療しているが良くならない 】ということで来院された、セカンドオピニオンの症例です。

 

 

◆◆ 飼主様はワンちゃんがほとんど歩けないことと、その検査で発覚した心臓の雑音をどうしたら良いか、という悩みを抱えていらっしゃいました。

 

 

■ 詳しくお話を聞いていくと、重症と思われる歩行困難と心臓の異常に隠れて、脱毛や多飲多尿、過体重があることがわかりました。

 

 

■ そこで、歩行困難の原因はホルモン異常にある可能性を強く疑い、精密な検査を進めていきました。

 

 

■ ホルモン異常疾患の治療は、生涯にかけて続き、重い副作用が出る可能性もある為、あいまいな診断で治療を開始することにはリスクが高いです。

 

 

■ 今回はしっかりとした検査で『 クッシング症候群 』が診断できたため、投薬治療を始めることが出来ました。

 

 

■ 心配していた副作用もなく、徐々に体が引き締まっていくにつれて、歩行できる時間も伸びてきました。

 

 

 

■ クッシング症候群では筋肉が落ちてしまうため、腹部の膨満や歩行の異常が出てきます。
薬を始めて、リハビリをすることで徐々に筋肉がついて歩ける時間も増えていきます。

 

 

 

 

■ 他にも、繰り返す膀胱炎、皮膚炎などに心当たりのある方もご相談ください。

 

 

 

獣医師 冨田 浩平

Page Top