【こんな症例も治りますシリーズ 867】 猫の『 タマネギ(ネギ類)の誤食 』も 適切な診断と治療で治します

↑ 猫ちゃんに与えちゃダメ

 

 

参照サイト:

https://00m.in/wIute

 

猫 ミックス猫 3歳 オス(去勢手術済み)

 

 

◆◆ 『 1時間前にタマネギと豚肉の炒め物を食べてしまった 』ということで来院された猫ちゃんです。

 

 

■ まずレントゲン写真を撮ってみると、胃の中に食べたものがまだ残っていることがわかりました。

 

■ そこで催吐処置(さいとしょち = お薬で吐かせる処置)を行ったところ、タマネギの入った炒め物が大量に出てくるとともに、ビニールも一緒に出てきました。

 

■ タマネギやネギ、ニラ、ニンニクなどのネギ類には、犬や猫の赤血球(血液の中で酸素などを運ぶ細胞)にダメージを与える成分が含まれています。

 

■ 重症化して貧血が進むと命に関わることもあるため、少量でも油断はできません。

 

■ また、ネギ類の中毒成分は、炒める・煮る・焼くといった加熱調理をしてもなくなりませんので、注意が必要です。

 

 

 

 

■■ この子は血液検査に問題がなかったため、点滴と吸着剤(体の中の毒物を吸着して、便と一緒に出すお薬)で治療を行い、次の日に行った血液検査でも問題はありませんでした。

 

◆ ただし、ネギ類による貧血は、食べた直後ではなく数日たってから強く現れることがあります。

 

■ そのため、当日と翌日の検査で問題がなくても、しばらくは体調の変化に注意しながら経過を見ていただくことが大切です。

 

■ 普段私たちが何気なく食べている料理でも、猫にとっては危険なものがあります。

 

 

 

◆ 特にタマネギを含むネギ類は、調理済みであっても注意が必要です。

 

 

■■ 大切な猫ちゃんを守るために、食べ物の管理をいま一度見直していただき、もし誤食してしまった場合は、様子を見ずにすぐ動物病院へご相談ください。

 

 

 

獣医師 長谷川英哲

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