【FIP専門治療センター・セカンドオピニオン診療】 無料FIP治療薬プロジェクト / 皆さんにも役立つ 情報

↑ 上の写真は、猫伝染性腹膜炎の猫ちゃんの眼です。

■ 左が、治療前のぶどう膜炎です。 全体的に目の透明感が無くなっていますね。

■ 右が、治療後の治った眼です。

 

 

参照サイト:

https://00m.in/ayEHr

 

 

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■■■ 眼の異常をきっかけにFIPが疑われた猫の一例

 

 

8ヶ月齢、サイベリアンの男の子。

 

 

 

■ 【 右眼の様子がおかしい 】とのことで来院されました。

 

 

◆◆ 眼科検査を実施したところ、右眼に『 前房フレア 』が認められました。

 

 

 

■ さらに眼底検査では『 脈絡網膜炎 』も確認されました。

 

 

 

■ FIP(猫伝染性腹膜炎)では眼病変がみられることがあり、ぶどう膜炎や脈絡網膜炎は比較的特徴的な所見の一つとされています。

 

 

 

 

◆◆ 若齢であることも踏まえ、FIPを主な鑑別疾患として考え診断作業に取り掛かりました。

 

 

■ 全身状態の評価もあわせて行いました。

 

 

■ 血液検査では炎症マーカーの上昇が認められ、体内で強い炎症が起きていることが示唆されました。

 

 

■ また、画像検査を含めた全身検査を実施し、他の疾患の可能性についても評価を行いました。

 

 

 

 

◆◆ FIPの診断補助としては眼房水を採取しPCR検査を行う方法もありますが、眼球への侵襲を伴う検査であり、合併症のリスクもあります。

 

 

■ 本症例では眼房水PCR検査は実施せず、

 

・ 全血ウイルス抗原PCR検査

・ 猫コロナウイルス感染症 抗体価検査

を実施しました。

 

 

 

■ 眼科所見、炎症マーカーの上昇、検査結果および年齢などを総合的に評価し、FIPが強く疑われる状態と判断しました。

 

 

■ そのためFIP治療を開始しました。

 

 

■ 治療開始後は徐々に眼の状態も改善し、全身状態も安定していきました。

 

 

 

 

◆◆ 現在は元気・食欲ともに良好で、眼科所見についても改善が認められています。

 

 

■■ FIPというと腹水や胸水を伴うタイプをイメージされることが多いですが、眼の異常が最初の症状となることもあります。

 

 

 

■ 特に若齢猫で『 ぶどう膜炎や脈絡網膜炎 』が認められた場合には、FIPも重要な鑑別疾患の一つとなります。

 

 

 

 

◆◆◆ 今回の症例では、眼の異常をきっかけに全身検査を進めたことでFIPが疑われました。

 

 

■ FIPの診断は単一の検査のみで判断できるものではなく、症状や検査結果を総合的に評価していくことが重要です。

 

 

■ 今後も眼の状態および全身状態の変化に注意しながら経過をみていく予定です。

 

 

 

 

獣医師 増田正樹

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