神奈川県大和市の湘北どうぶつ次世代医療センターです。CT検査による画像診断、皮膚科、腫瘍科、
整形外科、眼科、循環器科などの医療顧問による高水準の医療をご提供できる体制を整えています。
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【愛玩動物看護師だより】 その“かゆみ”、放っておいていませんか?
【愛玩動物看護師だより】 その“かゆみ”、放っておいていませんか?
5月から増える皮膚トラブルについて
こんにちは
愛玩動物看護師の大森です。
5月に入って暖かい日が増え、過ごしやすい季節になってきましたね♪
ですが、この時期は、
ワンちゃん・ねこちゃんの皮膚トラブルがとても増える季節でもあります。
最近、
身体を頻繁に掻いている
足先をずっとなめている
耳を振る・掻く
お腹や脇が赤い
毛が薄くなってきた
フケが増えた
ベタベタしている
皮膚や耳がにおう
小さなブツブツができている
このような症状はありませんか?
「季節的なものかな?」
「少しかゆがってるだけなら大丈夫かな?」
と思っていても、
実は皮膚炎や外耳炎などが始まっているサインかもしれません。
なぜ、5月〜梅雨時期は皮膚病が増えるの?
これからの時期は、
・ 気温の上昇
・ 湿度の増加
・ 換毛期
・ 花粉や環境アレルゲン
・ ノミ、ダニの活動増加
などが重なり、
皮膚のバリア機能が崩れやすくなります。
特に湿気が増えると、
皮膚の表面で細菌や酵母菌(マラセチア)が増殖しやすくなり、皮膚炎が悪化しやすくなります。
皮膚は身体を守る大切なバリアですが、
一度状態が崩れると、
かゆみ → 掻く → 傷つく → 炎症悪化
という悪循環に入ってしまうことがあります。
この時期に多い代表的な皮膚トラブルをいくつかご紹介します。
◆
膿皮症(のうひしょう)
皮膚の細菌感染によって起こる皮膚炎です。
特に、
お腹・脇・内股など、
蒸れやすい場所に多く見られます。
症状としては、
赤み
ブツブツ
かさぶた
脱毛
強いかゆみ
などがあります。
軽度のうちは小さな赤みだけですが、
悪化すると広範囲に広がってしまうこともあります。
◆
マラセチア皮膚炎
皮膚に常在している“マラセチア”という酵母菌が増えすぎることで起こります。
特に、
ベタつく
独特なにおいがする
茶色っぽい皮膚
耳の汚れが多い
強いかゆみ
などが特徴です。
湿気が多い時期に悪化しやすく、
柴犬さん、フレンチブルドッグさん、垂れ耳のコッカーさん、ミニチュアダックスフンドさんなどで多くみられます。
◆
外耳炎
耳の中が蒸れたり、
細菌・マラセチアが増えることで起こります。
耳を振る
耳を掻く
耳が臭う
耳垢が増える
痛がる
などの症状が見られます。
悪化すると、
耳を触られるのを嫌がったり、
慢性化して治りにくくなることもあります。
◆
アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎
花粉やハウスダストなど、
環境中のアレルゲンが原因になることがあります。
特に、
顔周り
足先
耳
お腹
を痒がる子が多く、
季節によって悪化するケースも少なくありません。
「毎年この時期になると痒くなる」
という場合は、
アレルギーが関係している可能性もあります。
“少しかゆい”の段階での受診が大切です
皮膚病は、
悪化してから治療を始めると、
治るまでに時間がかかることがあります。
また、
かゆみが続くことで、
動物さん自身も強いストレスを感じてしまいます。
特に夜眠れなかったり、
同じ箇所をずっと舐め続けてしまう子もいます。
そのため、
「ちょっと気になるかも」
「前より掻いてる気がする」
という早い段階での受診がとても大切です。
★
当院で行っている皮膚ケア
当院では、
症状や体質、生活環境に合わせて、
・ 顕微鏡検査
・ 耳垢検査
・ 耳内視鏡(オトスコープ)検査
・ 内服薬治療
・ 外用薬治療
・ トリミング時の薬用シャンプー使用
・ マイクロバブル
・ スキンケア指導
・ アレルギー依頼血液検査
・ 食事の見直し
・ ノミダニ予防
などを組み合わせながら治療を行っています。
皮膚病は、
“その子に合った治療”を続けることがとても大切です。
◆◆
これから迎える梅雨・夏を快適に過ごすために!
皮膚トラブルは、
早めのケアで悪化を防げることも多くあります。
「いつものことだから」
「毎年痒くなるから」
と放置せず、
ぜひお気軽にご相談ください♪
大切なご家族が、
これからの季節を少しでも快適に過ごせるようサポートしてまいります。
愛玩動物看護師 大森
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