【愛玩動物看護師より】 春は体調を崩しやすい?

 

 

― 下痢や嘔吐が増える季節です ―

 

 

こんにちは。

 

 

愛玩動物看護師の大森です

 

 

少しずつ暖かい日が増え、春の訪れを感じる3月ですね。

 

 

毎年、春はお花見やピクニックなど、愛犬と楽しみにしている行事が多いですが、今年は花粉症の症状がひどく、もう少し落ち着かないと楽しめなさそうで、とっても残念です(>_<)

 

 

 

今年はもうすでに気温が上がり、過ごしやすい季節ではありますが、実はこの時期は動物さんの体調トラブルが増えやすい季節でもあることをご存知ですか?

 

 

 

 

最近の診察でも、嘔吐や下痢といった胃腸の不調で来院される動物さんが多くみられました。

 

 

その動物さんたちの診察を行い、院内で血液検査・レントゲン検査・エコー(超音波)検査などを実施したところ、膵炎(すいえん)が原因だったケースもありました。

 

 

『 昨日までは元気だったのに急に吐いてしまった 』

 

 

『 下痢が続いていて心配… 』

 

 

といったご相談は、春の時期に特に増える印象があります。

春に体調不良が増える理由

 

 

春は、動物さんの体にさまざまな変化が起こる時期です。

 

 

①  寒暖差による体への負担

 

 

春は朝晩と日中の気温差が大きく、体温調節の負担が増えます。

 

 

その影響で自律神経が乱れ、胃腸の働きが弱くなることがあります。

 

 

 

 

②  環境の変化によるストレス

 

 

引っ越しや生活リズムの変化、来客など、春は生活環境が変わることも多い季節です。

 

 

動物さんは環境の変化にとても敏感なため、ストレスが 下痢や嘔吐などの胃腸症状として現れることがあります。

 

 

 

 

③  食生活の変化

 

 

暖かくなると活動量や食欲が変化し、急な食事量の変化やおやつの増加などが胃腸に負担をかけることがあります。

 

 

 

 

④  誤食や拾い食い

 

 

暖かくなるとお出かけする機会が増え、外での拾い食いや誤食が原因で胃腸炎を起こしてしまうケースもあります。

 

 

 

 

 

春に注意したい『 膵炎 』

 

 

膵炎は、膵臓に炎症が起こる病気で、

 

 

嘔吐や食欲低下、元気消失などの症状が見られることがあります。

 

 

主な症状には次のようなものがあります。

 

 

•  繰り返す嘔吐

 

•  下痢

 

•  食欲がない

 

•  元気がない

 

•  お腹を痛がる

 

 

膵炎は軽症から重症までさまざまで、早めの診断と治療がとても大切な病気 です。

 

 

 

 

膵炎になりやすい子の特徴

 

 

膵炎はどの動物さんにも起こる可能性がありますが、

特に次のような場合は注意が必要です。

 

 

•  脂肪分の多い食事を食べることが多い

 

•  人の食べ物をもらうことがある

 

•  中高齢の犬

 

•  肥満傾向がある

 

•  胃腸がもともと弱い

 

もちろん、これらに当てはまらなくても発症することはありますが、日頃の食生活や体重管理は 予防のためにもとても大切です。

 

 

 

 

お家で様子を見てもいい場合

 

 

次のような場合は、

少し様子を見ても落ち着くことがあります。

 

 

•  嘔吐が1回だけ

 

•  元気や食欲はあり動け回れる

 

•  下痢が軽い軟便程度

 

ただし、症状が続く場合は注意が必要です。

 

 

 

 

すぐ受診した方がよいサイン

 

 

次のような症状がある場合は、

早めの受診をおすすめします。

 

 

•  嘔吐を 何度も繰り返す

 

•  水を飲んでも吐いてしまう

 

•  血便が出ている

 

•  ぐったりしている

 

•  食欲がない状態が続く

 

•  お腹を痛がる様子がある

 

•  お祈りポーズをしてる

 

※ お祈りポーズとは…

 

前足を前に伸ばして胸を床につけ、お尻を高く上げる姿勢のことを言います。

まるでお祈りしているように見えることから、この名前で呼ばれています。

この姿勢は、お腹の痛みや違和感を和らげるためにとることが多いとされています。

お腹を伸ばすことで、一時的に楽になるためです。

 

 

 

このポーズが見られることがある病気

 

 

•  膵炎(すいえん)

 

•  胃腸炎

 

•  異物誤食

 

•  消化管の炎症

 

•  腹部の強い痛み

 

 

膵炎を起こしてる動物さんでよく見られる姿勢として知られています。

 

 

 

 

特に 子犬・子猫やシニアの動物さんは

脱水が進みやすいため注意が必要です。

 

 

春を元気に過ごすために

春は気候が大きく変わる季節であり、

動物さんの体もその変化に対応しようとしています。

 

 

 

普段から

 

・ 急な食事の変化を避ける

 

・ 拾い食いに注意する

 

・ 体調の変化をよく観察する

 

といったことを意識していただくことで、体調トラブルの予防にもつながります。

 

 

また、当院では、体の内側にある悪玉活性酸素を取り除くサポートをしてくれる、免疫を上げてくれる

水素吸入療法なども行っております!

 

 

日々のケアにも簡単に取り入れられますので、是非お試しください!

 

 

 

 

『 いつもと少し違うかも? 』

 

 

そんな小さな変化が、体調不良のサインであることもあります。

 

またその小さな変化を見つけられるのも、飼い主様だけです。

 

当院では、未来の健康を守る予防医療を大切にしながら診察を行っています。

 

早めの対応が、動物さんの負担を減らし、安心につながります。

 

気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

愛玩動物看護師 大森

 

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