【こんな症例も治りますシリーズ 825】『 セカンドオピニオン診療: 幼齢猫の繰り返す下痢 』も適切な診断と治療でコントロールします

↑ 上の写真は、猫のコクシジウムの写真です。
(本当は生活環が難しいのですが、今回は簡便に説明します)

■ 上の段は、猫の便が出たばかりの時です。 感染力はないです。

■ 下の段は、便を1~数日置くと分裂した『成熟型』で、感染力はあります。

🌟 だから、便の掃除は、感染防止のためにも短時間に行いましょう。

 

 

参照サイト:

https://00m.in/BALIB

 

ネコ ミックス猫 1歳 オス(去勢手術済み)

 

 

【 2日前から下痢をしている 】との事で来院されました。

 

 

 

◆◆ 飼い主様から話しをお伺いすると、仔猫の時から下痢をすることがあり、病院で下痢止めをもらって良くなるという事を何度か繰り返しているとの事でした。

 

 

■ 院内の便検査では病原菌は見つけられなかったのですが、仔猫の時から下痢をしているので、外注検査機関で便の精密検査をすると『コクシジウムという寄生虫』がいることがわかりました。

 

 

■ コクシジウム症は、コクシジウムという原虫が腸に寄生して起こる病気で下痢などの消化器症状が出ます。

 

 

■ 成猫では症状が出ないこともあるのですが、ストレスや仔猫では症状があらわれやすいです。

 

 

 

 

◆◆ 今回はコクシジウムに対する抗菌薬と整腸剤と、糞便に汚染された環境を清潔にしてもらう事で下痢の症状はなくなりました。

 

 

■ 飼い主様からは部屋の温度が低かったかもしれないとの事でした。

 

 

■ 寒さは動物のストレスから免疫低下を起こし、病気のもとになることもありますので、部屋の温度には十分お気を付け下さい。

 

 

 

獣医師 長谷川英哲

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