【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 皆さんにも役立つ『 飼主様が早めに気付いたことで 』 当院のFIP治療で著効したネコちゃん(その8)

↑ 上の写真は、FIP治療を行なう前と治療後の猫レントゲン像の比較です。

◆ 左は、治療前ですが、『腹部の全体が白くなり、腹水と腹膜炎像』が見えます。

◆ 右は、治療後です。『腹部の臓器がハッキリと見えます』。また、膨らんでいたお腹が、へこんで見えます。

 

 

## 最初に、FIPで悩まれている飼主様で、相談や治療をお望みの方は、

電 話: 046-274-7662(代表)

FIP専門治療センター 診療申込みサイト :

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あるいは、メール: photo.fahtakahashi@gmail.com に連絡をお願いします。

 

 

## FIP治験薬 無料プロジェクトも 継続中です。

治療が高くてお困りの方、ご相談ください。

 

 

■■■ 7回連続で 『 当院が FIP(猫伝染性腹膜炎)専門治療センターだったので、早めに診断出来て良く治った 』ネコちゃんを紹介しましょう。 今月の紹介症例です。

 

 

★ 実は、何度も書きますが、当院が優れていたのではなく、皆様にも知っておいていただきたい『 飼主様の機転の利かせ方 』ポイントを紹介します。 このポイントは、意外と盲点です。 正解は、最後までお読みください。

 

 

 

 

 

◆◆ 『 去勢後に何かがおかしい と気づいたFIP。 追加治療で無事回復した症例 』

 

 

 

猫 スコティッシュフォールド 6ヶ月齢 オス (去勢手術済み)

 

 

【去勢手術後から気になる ○○の張り】

 

 

 

◆ 今回の症例は、去勢手術後からお腹が張っているような感覚があり、さらに元気と食欲も落ちてきたということで来院された、6ヶ月のスコティッシュフォールドの男の子です。

 

 

■ 来院時には40.1℃ の発熱も認められ、全体的にぐったりした様子でした。

 

 

 

 

 

 

【検査でFIPが強く疑われる】

 

 

■ 腹部の画像検査(エコー)で腹水の貯留を確認。

 

 

■ 採取した腹水は滲出液で、細菌感染などの可能性は低いと考えられました。

 

 

■ 血液検査では、

 

 

•  A/G比の低下(アルブミン低下+グロブリン上昇)

 

 

•  炎症マーカー(SAA、α1AGP)の高値

 

 

 

 

があり、これらの所見を総合して、FIP(猫伝染性腹膜炎)ウェットタイプの可能性が高いと判断しました。

 

 

 

 

 

【入院治療で注射投与】

 

 

■ 当初は食欲がまったくない状態だったため、内服薬の投与は困難と判断。

 

 

■ そこで、FIP治療薬の注射による初期治療を選択しました。

 

 

■ さらに皮下点滴や栄養サポートも併用したところ、治療3日目には自発的に食事を摂るようになり、全身状態も明らかに改善しました。

 

 

 

 

 

【84日間のFIP治療薬の投薬とその後】

 

 

■ 退院後は、FIP治療薬の内服経口投与をスタート。

 

 

■ 定期的な検査で経過を追っていくと、投薬開始から2週間後には腹水の量も大きく減少し、症状も安定してきました。

 

 

■ しかし、84日間の投薬終了時点で腹水がわずかに残存。

 

 

■ そこで、2週間の延長治療を行いました。

 

 

■ この追加期間によって、腹水はほぼ完全に消失し、現在は元気で安定した状態を維持できています。

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

 

◆◆ FIPは早期発見・早期治療により、寛解・完治が目指せる時代になっています。

 

 

■ ただし、症状の消失をもって治療のゴールとすることが重要であり、今回のように延長投薬を必要とするケースもあります。

 

 

 

■ FIP治療薬には注射・経口の2種類があり、状態に応じた柔軟な治療が可能です。

 

 

 

 

 

◆ 今回は、いつもよりも『腹部が張っている』と言うサインでした。

 

 

■ 「なんとなくお腹が張っている」「発熱して元気がない」といった小さなサインを見逃さず、心配なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

獣医師 増田正樹

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