【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 皆さんにも役立つ『 飼主様が早めに気付いたことで 』 当院のFIP治療で著効したネコちゃん(その6)

↑ 上の写真は、FIPで『ぶどう膜炎』になった目を示しております。

■ 左目は、虹彩は暗く赤褐色で、瞳孔は縮瞳(小さい)です。

 

 

参照サイト:

https://00m.in/LqKIL

 

 

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■■■ 5カ月連続で 『 当院が FIP(猫伝染性腹膜炎)専門治療センターだったので、早めに診断出来て良く治った 』ネコちゃんを紹介しましょう。 今月の2回目の紹介です。

 

 

★ 実は、何度も書きますが、当院が優れていたのではなく、皆様にも知っておいていただきたい『 飼主様の機転の利かせ方 』ポイントを紹介します。 このポイントは、意外と盲点です。 正解は、最後までお読みください。

 

 

■ 今回の子はFIPによって、『目に症状が出た』のですが、今では治療のお陰で元通りになりました。

 

 

 

◆◆◆ FIPの眼症状: ぶどう膜炎(眼内の炎症の一種)を主訴に来院した8ヶ月齢のスコティッシュフォールド猫の症例

 

 

■ 今回は、「眼が白くなってきた」という症状で来院し、FIP(猫伝染性腹膜炎)のドライタイプと診断された8ヶ月齢のスコティッシュフォールドの症例をご紹介します。

 

 

 

 

◆◆ 来院時の状態:  眼の白濁と視力の異常

 

 

■ 飼主様が異変に気づいたのは数日前。 右目が白っぽく濁り、光に対する反応が鈍くなったように見えたとのことでした。 食欲や元気はまだあるものの、時々目を気にしている様子も見られました。

 

 

■ 診察を行ったところ、**眼の炎症(ぶどう膜炎)**が認められました。

 

 

 

 

◆◆ ぶどう膜炎の鑑別診断

 

 

猫のぶどう膜炎は、数多くの原因で発症します。

 

 

その中でも、主となる鑑別疾患として、以下のものが挙げられます。

 

 

•  FIP(猫伝染性腹膜炎)

 

•  猫白血病ウイルス(FeLV)

 

•  トキソプラズマ症

 

•  全身性真菌感染症(クリプトコッカスなど)

 

•  外傷による炎症

 

これらの可能性を考慮し、全身的な検査を実施しました。

 

 

 

 

◆◆ 検査結果:  FIPの可能性が高い所見

 

 

•  炎症マーカー(SAA・α1―AGP): 高値

 

•  A/G比: やや低下(FIPに特徴的な所見)

 

•  外注検査: コロナウイルス抗体価上昇

 

■ これらの結果から、FIP」ドライタイプ(神経・眼病変型)の可能性が高いと判断しました。

 

 

 

 

◆◆ 治療開始: 抗コロナウイルス薬と抗炎症治療 の治療方針

 

 

FIPの治療として、以下の治療を開始しました。

 

• 抗コロナウイルス薬の経口投与

 

• 抗炎症剤の経口投与

 

•  抗炎症点眼薬による局所治療

 

 

 

 

◆◆ 治療経過: 2週間で眼の炎症が消失

 

 

•  治療開始1週間後: 眼の白濁が軽減し、炎症反応が改善

 

 

•  治療開始2週間後: 眼内の炎症がほぼ消失し、視力も回復

 

 

■ 現在は経過観察中であり、引き続きFIPの治療を継続しています。

 

 

 

 

◆◆ FIPの眼病変について

 

 

■ FIPのドライタイプでは、眼に炎症が起こることがあり、ぶどう膜炎や視力障害が初期症状として現れることがあります。

 

 

■ 特に**「猫の眼が白く見える」「視力が落ちている」「目を気にしている」**といった症状は、FIPの可能性も考慮する必要があります。

 

 

 

 

◆◆ まとめ

 

 

■ FIPのドライタイプは神経症状や眼病変が主な症状となることがあり、早期発見・早期治療が重要です。 猫の眼に異常が見られた場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。

 

 

 

獣医師 増田正樹

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