【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 皆さんにも役立つ『 飼主様が早めに気付いたことで 』 当院のFIP治療で著効したネコちゃん(その3)

↑ 上の写真は、猫のFIPのドライタイプで見られる目の症状です。

 

参照サイト:

https://00m.in/vknLu

 

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■■■ 4カ月連続で 『 当院が FIP(猫伝染性腹膜炎)専門治療センターだったので、早めに他院から紹介をいただき診断出来て良く治った 』ネコちゃんを紹介しましょう。

 

 

★ 実は、何度も書きますが、当院が優れていたのではなく、皆様にも知っておいていただきたい『 かかりつけ獣医師さんの機転の利かせ方 』ポイントを紹介します。 このポイントは、意外と盲点です。 正解は、最後までお読みください。

 

 

■ この子は神経型というFIPの病気が進行して『悪化した状態』でも、元気を取り戻しました。

 

 

 

◆◆ FIP治療症例: ふらつきを主訴に来院した6ヶ月齢のマンチカン

 

 

■ 今回は、ふらつきを主訴に来院し、FIP(猫伝染性腹膜炎)と診断された6ヶ月齢のマンチカンの治療経過をご紹介します。

 

 

 

◆ 来院時の状態:ふらつきの症状

 

 

■ 飼主様が最初に気づいたのは、歩行時のふらつきでした。 特に後ろ足の動きが不安定で、ジャンプの際にうまく着地できないことが増えたとのこと。 他院を受診したところ、FIPの可能性があると言われ、当院を紹介され受診されました。

 

 

■ 診察時も後肢のふらつきが顕著で、運動時にバランスを崩しやすい様子が見られました。 ただし、食欲はまだあり、呼吸状態も安定していました。

 

 

 

◆ 検査結果: FIPを示唆する所見

 

 

■ より詳しい検査を行ったところ、以下の異常が確認されました。

 

•  A/G比(アルブミン/グロブリン比)の低下 → FIPの特徴的な所見

•  炎症マーカー(AGP:α1-酸性糖蛋白)の高値 → 体内で慢性的な炎症が続いていることを示唆

•  猫コロナウイルス抗体価の高値 → コロナウイルス感染歴があることを示唆

など。

 

 

 

■ これらのデータを総合的に判断し、FIPの神経型(ドライタイプの神経症状を伴うもの) と診断しました。

 

 

◆◆ FIPの神経型について

 

 

■ FIPにはウェットタイプ(腹水や胸水が貯留するタイプ)とドライタイプ(臓器や神経に病変を形成するタイプ)があり、神経型FIPはドライタイプの一種です。

 

 

■ 神経型FIPは進行が比較的ゆっくりで、症状が出たときにはすでに慢性化していることが多いのが特徴です。 そのため、発見された時点で病変がかなり進んでいるケースが多く、治療にも時間を要することが一般的です。

 

 

 

◆ 治療の開始: 慢性的な炎症を抑えることが鍵

 

 

■ FIPの治療では、抗コロナウイルス薬の投与 を行いながら、神経症状の進行を防ぐ治療を進めました。また、神経症状により転倒のリスクがあるため、飼主様には滑りにくい床材の使用や段差の工夫をアドバイスしました。

 

 

 

◆ 治療経過: ふらつきの改善と元気の回復

 

 

■ 治療開始から1週間ほどで、発熱が収まり、食欲が回復してきました。 ふらつきは依然として残るものの、以前よりは改善し、歩行時のバランスも少しずつ安定してきました。

 

 

■ さらに2週間後には、元気におもちゃを追いかける姿も見られるようになり、飼い主様も『ここまで回復するとは思わなかった』と喜ばれていました。

 

 

 

◆ 現在の状態と今後の経過観察:

 

 

 

■ 現在は自宅での投薬を継続しながら慎重に経過観察を行っています。 神経型FIPは回復に時間がかかるため、引き続き治療とリハビリを続けることが重要です。

 

 

 

■ 今後も定期的に診察を行いながら、さらなる回復を目指して治療を続けていく予定です。

 

 

 

◆◆ FIPの神経型と早期診断の重要性:

 

 

 

■ 神経型FIPは進行が緩やかであるため、気づいたときにはすでに慢性化していることが多い病気です。 しかし、適切な治療を行うことで症状の進行を抑え、改善が期待できます。

 

 

 

■ 「最近ふらつくようになった」「ジャンプがうまくできない」「元気がない」といった症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診することが大切です。

 

 

 

 

獣医師 増田正樹

 

 

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