【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 皆さんにも役立つ『 飼主様が早めに気付いたことで 』 当院のFIP治療で著効した子ネコちゃん(その2)

## 最初に、FIPで悩まれている飼主様で、相談や治療をお望みの方は、

 

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治療が高くてお困りの方、ご相談ください。

↑ 上の写真は、胸水が溜まったFIP猫ちゃんのレントゲン写真です。

■ この猫は胸部にかなりの量の液体(胸水)が溜まっているため、正常な臓器の特定が困難です。

■ 心臓や横隔膜は見えず、大量の液体のために肺組織は大きく縮小しています。

 

 

■■■ 3カ月連続で 『 当院が FIP(猫伝染性腹膜炎)専門治療センターだったので、早めに他院から紹介をいただき診断出来て良く治った 』ネコちゃんを紹介しましょう。

 

 

 

★ 実は、何度も書きますが、当院が優れていたのではなく、皆様にも知っておいていただきたい『 飼主様の機転の利かせ方 』ポイントを紹介します。 このポイントは、意外と盲点です。 正解は、途中と最後に解説いたします。

 

 

 

■ 今回は、FIP(猫伝染性腹膜炎)により胸水が貯留し、呼吸が苦しそうな状態で来院した5ヶ月齢のスコティッシュフォールドの治療経過についてご紹介します。

 

 

 

■ この子は早期の診断と治療が奏功し、元気を取り戻しました。

 

 

 

◆◆ 紹介来院時の状態: 努力性呼吸と胸水の確認

 

 

■ 飼主様が気づいたのは、猫ちゃんの呼吸が普段と違い、胸を大きく動かしている様子でした。 心配になり近くの動物病院を受診したところ、胸水が確認され、FIPの疑いがあるとして早期に当院を紹介されました。

 

 

 

■ 来院時、この子は努力性呼吸(呼吸するために筋力を大きく使う呼吸状態)を示しており、非常に苦しそうな様子でした。

 

 

 

■ 血液検査と画像診断などを行い、特に胸部エコー検査で胸腔内に液体の貯留を確認し、直ちに胸水を抜去しました。 その結果、一回で約100mlの胸水を抜き出しました。

 

 

 

 

◆◆ 診断に向けた検査: 非細菌性滲出液 と FIP陽性反応

 

 

■ 胸水を検査したところ、この液体は非細菌性の滲出液であり、細菌感染では無いことが分かりました。 また、外注検査に胸水などの依頼をしたところ、猫コロナウイルスのPCR検査が後日陽性であることが判明しました。

 

 

 

■ 血液検査では、炎症マーカーが高値を示しており、これらの結果を総合して、FIP(ウェットタイプ・胸水型)の来院当日に仮診断を下しました。  後日、外注検査の結果が報告されてから、総合診断として確定診断の結論を出しました。

 

 

 

 

◆◆ 治療の開始: 入院と集中的な管理

 

 

■ 仮診断後、すぐに治療を開始しました。 この子の場合、呼吸が非常に苦しそうだったため、入院して酸素療法を行いながら、抗コロナウイルス薬の注射治療を始めました。 また、脱水や体力低下を防ぐため、点滴や栄養サポート、ICU設備を用いた高濃度酸素療法も行いました。

 

 

 

 

◆◆ 治療経過: 食欲と元気が回復

 

 

■ 治療を開始して2日目には、発熱が収まり、食欲も徐々に戻ってきました。 酸素濃度を徐々に下げても安定した呼吸を維持できるようになり、4日目には退院できるまでに回復しました。

 

 

 

 

◆◆ 現在の状態と今後の経過観察:

 

 

■ 退院後も状態は良好で、飼い主様も『 また元気に遊ぶ姿が見られるなんて 』と感動されていました。

 

 

 

■ FIPの治療は長期間にわたり継続が必要で、再発のリスクもゼロではないため、今後も定期的な経過観察を行いながら、慎重に見守っていく予定です。

 

 

 

 

◆◆  FIPの早期診断と治療の重要性:

 

 

■ 今回の症例は、FIPによる胸水貯留により呼吸困難を起こしていたケースでしたが、迅速な診断と適切な治療により元気を取り戻すことができました。

 

 

 

■ 飼主様が猫ちゃんの呼吸の異変にすぐ気づき、早めに病院に連れてきたことが、この子の命を救う大きな要因となりました。

 

 

 

FIPは進行が早く、症状も多岐にわたります。特に、呼吸困難や腹囲の膨満などの症状が見られる場合は、一刻も早く動物病院を受診することが大切です。

 

 

 

獣医師 増田正樹

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