神奈川県大和市の湘北どうぶつ次世代医療センターです。CT検査による画像診断、皮膚科、腫瘍科、
整形外科、眼科、循環器科などの医療顧問による高水準の医療をご提供できる体制を整えています。
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FIP専門治療センター
【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 転院して当院のFIP治療で著効した子ネコちゃん
【FIP専門治療センター】 無料FIP治療薬プロジェクト / 転院して当院のFIP治療で著効した子ネコちゃん
↑ 上の写真は、ネコ伝染性腹膜炎FIPの眼の『ぶどう膜炎』の姿です。
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最初に、FIPで悩まれている飼主様で、相談や治療をお望みの方は、
電 話: 046-274-7662(代表)
FIP専門治療センター 診療申込みサイト :
https://fah-takahashi.com/consultation/fip/#google-form
メール:
photo.fahtakahashi@gmail.com
に連絡をお願いします。
■■■
6ヶ月の子猫が克服したFIPの治療症例(セカンドオピニオン診療) の紹介をしましょう
★ 今回は、FIP(猫伝染性腹膜炎)と診断され、治療を行った6ヶ月の子猫の症例をご紹介します。
■ この病気は、特に若齢の猫で進行が早く、命に関わることが多いですが、適切な治療で元気を取り戻すことができたケースです。
◆◆
発熱が止まらない6ヶ月の子猫
■ この子猫ちゃん(6ヶ月齢、未避妊手術)は、数日前から元気がなく、高熱が続くとのことで、まずは他院を受診されていました。
■ しかし、解熱剤などの対処療法では熱が十分に下がらず、状態が改善しないため、FIPが疑われ、当院に来院されました。
◆◆
診断 : 猫コロナウイルスの高い抗体価とPCR検査で陽性結果
■ 来院時も39.8℃の発熱があり、活気がなく、食欲もほとんどない状態でした。
■ 詳細な検査を進めたところ、タンパク質比のA/G比の低下、
血液の細胞比率を調べるPCVで23%と、貧血があり、また炎症マーカーも高値でした。
■ 画像診断では、胸水や腹水などが無く、リンパ節腫脹などが認めれました。
■ 外注検査にて、猫コロナウイルス(FCoV)の抗体価が6400倍と非常に高く、さらにFIVウイルス(いわゆる俗称で猫エイズウイルス)のPCR検査でも陽性反応が確認されました。
■
この結果から、FIPのドライタイプ(非滲出型)が強く疑われ、いわゆる猫エイズウイルス併発の症例でした。
◆◆
治療の開始 : 投薬とサポートケア
■ 飼主様にFIPの治療方針を詳しく説明し、同意を得た上で、投薬を開始しました。
■ この子はまだ若齢で体力があることもあり、早期の治療開始が可能でした。
■ 投薬に加えて、体力維持のための栄養管理と点滴治療も行い、全体的なサポートを行いました。
★★
治療を開始して数日が経つと、徐々に体調に変化が現れ始めました。
■ 少しずつ食欲が戻り、飼主様が用意されたフードを自分から食べるようになりました。
■ また、日に日に元気を取り戻し、以前のように部屋中を走り回る姿が見られるようになりました。
◆◆
その後の経過 : 元気な生活と避妊手術の成功
■ 投薬治療を続ける中で、症状は完全に改善され、再発の兆候も見られませんでした。
■ 治療終了後から数ヶ月後には、避妊手術も無事に終えることができました。
■ 現在では、毎日元気に過ごしており、飼主様も「 この子がこんなに元気になるなんて思わなかった 」と大変喜ばれています。
◆◆
FIP治療のポイント : 早期発見と対応の重要性
■ FIPは進行が早く、放置すると命に関わることが多い病気ですが、早期診断と治療が行われれば、今回のように元気な生活を取り戻せる可能性があります。
■ 特に『 若齢の猫ちゃんは免疫機能が成熟していない 』ため、体調の変化を見逃さず、早めに診察を受けることが重要です。
◆◆
まとめ : 命を救うための飼主様の決断
■ 今回の症例では、飼主様が早期に異変に気づき、治療をすぐに開始したことで、命を救うことができました。
■ 猫ちゃんの日々の健康管理はもちろん、少しでも気になる症状があれば、迷わず近くの動物病院を受診していただければと思います。
出来れば、熱が下がらないなどの時は、すぐにFIP専門診察の動物病院のセカンドオピニオン診療を受けて下さい。 その決断は、一刻も早く、お願い致します。
獣医師 増田正樹
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