【FIP専門治療センター】 深く学ばないと墓穴を掘りやすい FIP治療情報

↑ 上の写真は、私達が加盟しているISFMが配信しているFIPの情報です。

■ 右のお腹が大きなネコちゃんから、左の試験管の中にあるような黄色の液体が抜けました。

■ この液体中に、PCR検査でウイルスがあるか検出が出来ます。

■ 正しい診断を行えば、適切な時期と治療方法を選んでFIPから救う事が出来ます。

★ 経験が浅い、情報不足の方々のアドバイスには、耳を傾ける必要は無いと思います。

 

 

 

参照サイト:

https://00m.in/8ixKp

 

◆◆ 私の親しくしている友人の一人が、FIP治療について学術論文を最近発表したのですが、『 これは重要だ 』と思う点があるので紹介したいと思います。

 

 

■ しかし、一般の方にはちょっと難しい内容なので、なるべく簡単に表現しようと思います。

 

 

 

■ 2023年、臨床獣医師が良く読む学術誌に、FIP治療の情報が書かれてから日本中の多くの獣医師が治療し始めました。

 

 

 

★★ ここの学術誌に、深く書かれていなかった項目がありまして、一般獣医師が誤解しやすい状況になっているかもしれません。 すなわち、誤診が起こりやすいですね。

 

 

 

■■■ さて、知人の学術論文に書かれている内容ですが、多くの獣医師は『 FIP診断に用いる慢性炎症マーカーの解釈の仕方に、誤解が生じている可能性がある 』ようです。 簡単にいうと、

 

 

その1) 年齢別にこの数値の基準値が変わっています。 『 全例を同じ基準で解釈すると、間違いますよ 』、と言う事です。

 

 

 

その2) 猫コロナウイルス感染症抗体価を利用してFIPを診断している先生がいますが、この抗体価の高い低いによっても、この慢性炎症マーカーの解釈が違います。 『 マーカー値が下がってこない場合は、別角度からの確認が必要だと言う事です 』ので、注意が必要です。

 

 

 

◆◆ 多くの症例を見ていると、『 典型的ではないFIP 』に良く出合いますが、上記のような細かい学術的な最新情報を深く理解していると、迷わないで診断と治療経過のモニター検査の分析が可能になります。

 

 

 

 

 

 

◆◆ 最近、新しい分野の学会に参加してきました。 臨床獣医師は、ごく僅かという学会でした。

 

 

■ そこでは、猫の急性炎症マーカー(SAA)について話題にしているセッションがありました。

 

 

■ その新しい学会分野に関しては、今まで私は深く学んだことが無かったのですが、『 猫の肥満時に脂肪細胞が炎症を起こしており、SAAがかなりの頻度で上昇している 』というのです。

 

 

★ 実は、FIPの診断や治療モニター検査の際に『 SAAは重要な急性炎症マーカー 』として使っているのです。

 

 

 

★ SAAは、FIPに特異性(ほかの状態や病気では見られない、その病気のみに反応すること)がある訳ではないので、肥満の猫がFIPを発症した時に、『 データ解釈が難しくなる 』と感じた次第です。

 

 

 

◆◆ 少し難しい話になってしまい、申し訳ございません。 上記のような細かい点を気にしながら、FIPの治療は行う必要があるのです。

 

 

 

 

 

◆◆◆ 『 一言で簡単に言います 』

 

 

■ 難しい解釈が必要なFIP治療は、治療経験数が少ない獣医師にとって難しいですね。

 

 

■ もし、お困りの事がありましたら、ご相談ください。 当院は、他院で治らないネコちゃんを多数診察させていただいております。

 

 

 

◆ 私共は、一日も早くFIPが無くなるように、日々祈って努力しております。

 

 

◆◆ 当院のお問い合わせ先:

046-274-7662

 

 

湘北どうぶつ次世代医療センター
FIP専門治療センター

診療申込みサイト :
https://fah-takahashi.com/consultation/fip/#google-form

 

 

メールでのお問い合わせ先 :
photo.fahtakahashi@gmail.com

 

 

 

■ ぜひ、ご家庭からFIPを無くしましょう!

 

 

獣医師 高橋 俊一

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