【お困りではありませんか? アドバイスしますシリーズ 30】 『 ワンちゃんの健康診断の適切な時期 』について を紹介します

 

 

■■■ 『 ワンちゃんの健康診断って いつ行うといいか? 』 編

 

 

■ フィラリア予防のシーズンに合わせて、当院では『 健康診断 』をお勧めしています。

 

 

 

 

◆◆ と言うのも、『 先生、健康診断って必要ですか? 』、『 いつから、どんな検査すれば良いですか? 』と、よく飼い主様から質問をいただくからです。

 

 

 

 

■ さて、健康診断の目的は、二つあります。

 

 

★ 一つ目は今の健康状態を正しく把握することです。

 

 

■ それによって、これから先、健康で元気に過ごすために、生活の中で注意するポイントや食事で必要な栄養バランスについてアドバイスをもらうことができます。

 

 

 

 

★ 二つ目は、病気をより早く発見し、可能なかぎり早く対策を講ずることです。

 

 

 

■ 特に高齢期に多い、心臓病や腎臓病、腫瘍などの病気は、初期には明らかなサインが見られず、多くの飼い主様は異変に気づきません。

 

 

 

■ そのため症状が進んでから動物病院で診断され、『 もう少し早ければ 』と悔やまれるケースも少なくありません。

 

 

 

■ しかし、それらの病気も健康診断で早期にサインを見つけて対策をすることで、治癒が可能な場合もあります。

 

 

 

■ また治すことが難しくても、進行を緩やかにしたり、痛みをやわらげてあげたりすることができます。

 

 

 

◆◆ また、子犬だから病気にはならないということはなく、子犬のうちに、先天的な異常や発育時の異常、子犬に起こりやすい病気の有無を調べるためにも、1回、健康診断を受けておくのが望ましいでしょう。

 

 

 

 

 

 

◆ 犬の年齢によって受診頻度の目安は異なります。

 

 

■ 当院では

 

 

① 0~5歳のヤングアダルトハッピー健診、

② 5~7歳のプレシニアハッピー健診、

③ 7歳以上のシニアハッピー健診、

 

とそれぞれのステージに合わせてたパックをご用意しておりますので、年齢に合わせて検査内容をご相談していただければと思います。

 

 

 

 

 

◆ つまり、動物病院は具合が悪くなった時にだけ行く所ではなく、健康を維持するために定期的に健康状態をチェックしてもらえる場所でもあるということです。

 

 

 

■ また、健康診断の結果が記録として残っていれば、いざ具合が悪くなったときの診断の際に有用な手掛かりとなります。

 

 

 

■ ぜひ、定期的に健康診断を受けることをお勧めします。

 

 

 

 

獣医師 泉 政明

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