【新 当院の特徴ある医療シリーズ 45】 『 健康診断としてのCT検査で病気の早期発見が出来ました! 』

↑ 上の写真は、猫ちゃんの頭蓋内腫瘍のCT画像です。

■ 左の画像は、鼻先側から見たCT断面画像ですので、画像の右は猫ちゃんの左側です。

■ 右の画像は、顔の左側から見たCT断面画像で、画像の右は猫ちゃんの後頭部側です。

■ それぞれの画像の『 赤矢印で囲われた部分 』は、腫瘍です。

 

 

◆◆ 猫 12歳 去勢オス、

『 年一回のワクチン 』で来院されました。

 

 

■ ワクチンを打つついでに、病院で耳掃除を行ったところ黒い腫瘍を発見し、悪性黒色腫など悪性の場合があるので、全身麻酔を行って切除生検を実施することになりました。

 

 

 

◆ また、全身麻酔をかけるタイミングで、腫瘍の転移や持病の慢性鼻炎の評価、『 健康診断としてCT検査 』を実施することになりました。

 

 

 

◆◆ 検査の結果、明らかな転移所見は無く、肺に軽度の炎症がある程度でしたが、『 偶然にも頭蓋内に腫瘍 』が見つかりました。

 

 

■ 猫の頭蓋内腫瘍は、10万頭に約3.5頭というとても珍しい病気です。

 

 

 

■ しかも、一番発生が多い、髄膜種であれば手術が第一選択になりますが、症状が出る頃には非常に大きくなっていることが多いため、早期発見できたことは幸運でした。

 

 

★★★ 年一回のワクチンから色々な病気が見つかることがありますので、ワクチンの際に健康診断も一緒に行うと良いと思います。

 

 

 

獣医師 冨田 浩平

 

Page Top