【お困りではありませんか? シリーズ 25】 『 困られていませんか? 神経質なワンちゃん対策! 犬のフェロモン製剤で心穏やかな生活を 』について を紹介します

 

 

■■■ 『 新・困られていませんか 神経質なワンちゃん対策 』 編

 

 

■ 先日、外部の講師をお招きして院内セミナーを開催しました。

 

 

 

★★★ 今回のテーマは『 犬のフェロモン製剤 』。

 

 

 

 

◆ フェロモンという言葉はよく聞くものかもしれませんが、フェロモンとはいったい何でしょうか?

 

 

 

■ 難しい言葉で説明すると

 

生物の体内で作られて体外に分泌されて、同種の個体に作用して一定の行動や発育の変化を促す生理活性物質。 です。

 

 

■ 身近な例ですと、発情を迎えた雌の動物は交尾のためにオスと出会う必要がありますが、この時『 発情期特有のフェロモンを体から発したり、尿などとともに体外に分泌してマーキングする 』ことでオスを引き寄せます。

 

 

■ アリが『 えさ場までの道のりを仲間に伝えるために出す道しるべフェロモン 』もよく知られている例です。

 

 

 

★★★ この度発売となったフェロモン製剤は、授乳中の母犬が分泌するアピージングフェロモン(DAP)と呼ばれるフェロモンに類似した物質を人工的に合成したものです。

 

■ DAPは子犬を安心させ、母子の結びつきを強化する効果があるとされています。

 

■ もともとは母子間のコミュニケーションに使われるフェロモンですが、成犬にも安心感を与える効果があります。

 

 

★★★ 人と一緒に生活する犬は様々なストレスにさらされています。一人でのお留守番、騒音、訪問者、旅行など慣れない環境での不安、雷、動物病院などなど。

 

■ 新しいフェロモン製剤は犬の不安感を軽減することで、これらの苦手な状況を克服できるようにサポートします。

 

■ この合成フェロモンを使用した研究では、ストレスのかかる環境下での舌なめずりや吠えるなどの犬の不安による行動が減ったと報告されています。

 

 

■ また、母子に対して使用した場合、母犬はより積極的に授乳姿勢をとる、子犬の行動に対して寛容になるなどの母性的な行動が多くなり、子犬は不安で鳴くことが少なくなり、より積極的に子犬同士で遊ぶようになるなどの効果が見られたようです。

 

■ DAPはお薬ではないので、内臓などに悪影響を与えることはありません。

 

 

■ また、フェロモンは匂いとしては感じることができませんので、人にとっていやな匂いなどもしません。

 

■ 病院での診察が苦手でワンちゃんがいるご家庭は一度試してみると、いつもより落ち着いて診察ができるかもしれません。

 

 

 

■ また、本来は母子間コミュニケーションのためのフェロモンですので、新たに子犬をお迎えするときに使用すると、環境の変化によるストレスを軽減して、おうちにも早く慣れる助けになります。

 

 

 

◆ スプレー、拡散器、首輪などいくつかの製品タイプがあるので、環境に応じて使い分けしやすくなっています。

 

 

 

■ ワンちゃんの問題行動にお困りの方はぜひ当院でご相談ください。

 

 

 

■ 猫ちゃん用にも類似の製品がありますので気になる方はご相談ください。

 

 

 

獣医師 別府雅彦

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