【 FIP専門治療センター 】 実際に当院の猫伝染性腹膜炎(FIP)治療により 良くなっているネコちゃんを紹介します

上の写真は、左がウェットタイプ、右がドライタイプのFIP猫ちゃんです。
★ 左は、お腹が膨れています。
★ 右は、眼が濁っているのが分かると思います。 ぶどう膜炎と言います。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3yzbEtv

 

 

◆◆ ネコ ブリティッシュショートヘアー 1歳 メス(避妊手術済)です。

 

■ 【 元気食欲が無く、お腹が膨れてきて他院さんでFIP(feline infectious peritonitis:猫伝染性腹膜炎)かもしれないと言われ 】来院されたネコちゃんです。

 

 

■ 来院時は40℃を超える発熱があり、お腹が腹水で満たされていました。

 

 

 

■ まず、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、腹水検査を実施させていただきました。

 

 

■ 血液検査の結果、FIPを疑わせる数値が認められ、超音波検査ではお腹の中のリンパ節は腫れていました。

 

 

 

■ 腹水のPCR検査は、FIP陽性となり、FIPと最終的に確定診断されました。

 

 

 

 

 

◆◆ FIP という病気は、猫コロナウイルスというウイルスが原因で起こる病気です。

 

 

 

■ 猫コロナウイルスのほとんどは、猫腸コロナウイルスというウイルスで大体の猫にすでに感染しており、一過性の腸炎を引き起こす程度の軽い病原性しか持ちません。

 

■ しかし、猫コロナウイルスの中でも病原性が強いものや、猫の体質や環境などをきっかけに猫腸コロナウイルスが突然変異を起こし強い病原性を獲得したものが、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症させます。

 

 

■ この病気は重要な臓器を含めて全身に強い炎症反応を引き起こし、死に至らしめます。

 

■ 特に1-2歳以下の若齢や高齢の猫、多頭飼育している猫、純血種の猫に発症が多い傾向があります。

 

■ 症状は発熱や食欲・活動性の低下、下痢など消化器症状など引き起こします。

 

■ また、胸やお腹に水が溜まってくるWetタイプと、腸管や腎臓などの腹腔臓器、脳や眼球など神経組織に強い炎症や肉芽腫という腫瘍を作るDryタイプ、あるいはこの混合タイプに大別されます。

 

 

 

 

 

◆◆ 今回のネコちゃんは、混合タイプと診断されました。

 

 

■ 数年前まではFIPに対する治療薬は存在せず、対症療法で症状を緩和するだけで、ほぼ100%死亡してしまう病気でした。

 

 

■ しかしながら、近年、特効薬が開発され、FIPは治る病気になってまいりました。

 

 

■ 今回のネコちゃんもこの特効薬を使用したことで、10日後には平熱となり、元気食欲も回復し、腹水もほとんどなくなりました。

 

 

 

 

■ そして3カ月後には、FIPのPCRも陰性となりました。

 

 

 

 

 

 

★★ 今回使用した特効薬の難点は高価で使う事をためらわれる飼主様もいらっしゃいます。

 

 

◆◆ 当院は安価な治験も開始しておりますので、FIPでお悩みの方は、まずはご相談ください。

 

 

 

獣医師 天野雄策

 

★ FIP治療は、専門獣医師の『 予約診療 』で行います。 予めご了承ください。

 

 

お問い合わせは、下記からお願いします。

★ 簡単に入力できます。(1~3分間)
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あるいは、
046-274-7662

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