【こんな症例も治りますシリーズ 480】 猫の慢性嘔吐 も適切な診断と治療で治します

★ネコちゃんは、嘔吐しやすい動物です。
★ それに対して、ウサギさんは、嘔吐しにくい動物です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3GrUxdI

 

猫  日本猫 11歳 去勢オス

 

【 半年前から2~3日に一回吐く 】とのことで来院されました。

 

◆◆ 高齢ネコちゃんの慢性嘔吐にはいくつも疑われる病気があるため、丁寧に診断していく必要があります。

 

■ 例えば、腎臓病や慢性膵炎、甲状腺機能亢進症など症状が目立たず、徐々に進行してしまうものもある為、定期的にチェックしていくと安心できます。

 

 

■ 検査を進めていくと空腹時にもかかわらず、レントゲンとエコーで胃内に残っているものが見つかりました。

 

 

■ 幸い大きな病気は無かったため、毛玉が原因と断定し、毛玉を取り除くサプリメントを使用することで嘔吐は全く出なくなりました。

 

 

■ ネコちゃんの慢性嘔吐は放置してしまうことが多いですが、体には確実に負担がかかります。 

 

 

 

※※※ 苦しそうでなく軽い嘔吐症状でも、長く続いている場合は慢性の嘔吐であります。

※ このような症状は、甘く見ないで詳しく原因を調べる必要があります。

 

 

 

ネコちゃんが嘔吐すると、『 毛玉を嘔吐しているから大丈夫だと思っていた 』とおっしゃる飼主様が多いです。 これは、勘違いですね。

 

 

◆◆ そのような勘違いを起こさないためにも、嘔吐の原因について整理しておきましょう。

 

 

1) 口の中の問題: 

★ 炎症の場合が多いですが、ヒモ状の異物が口に引っかかっている場合もあります。

 

 

2) 胃腸の病気の問題: 

★ 胃腸の炎症、微生物による感染性炎症、カラダに合わない食事の影響、異物閉塞、消化管潰瘍、消化管がん、消化管の変形(重積、絞扼、麻痺性イレウスなど)、薬物の影響、などの諸原因があります。

 

 

3) 腹部の臓器異常の問題:

★ 一番多いのが膵臓ですが、肝臓、腎臓、子宮などの病気や、腹膜炎などもあります。

 

 

4) 全身性の病気の問題:

★ 尿毒症が有名ですが、肝臓病、副腎の異常、糖尿病、中毒なども忘れないように。

 

 

5) 神経系の病気の問題:

★ 継続する痛みや脳の病気、心理的な問題など。

 

 

■ 私達獣医師は、以上のようなリストを頭に置いて、病気を見逃さないようにしています。

 

 

■ 慢性嘔吐でお困りの際はご相談ください。

 

 

 

獣医師 冨田浩平

 

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