神奈川県大和市の湘北どうぶつ次世代医療センターです。CT検査による画像診断、皮膚科、腫瘍科、 整形外科、眼科、循環器科などの医療顧問による高水準の医療をご提供できる体制を整えています。

【こんな症例も治りますシリーズ　４６８】　ワンちゃんの治りにくい尿毒症　も適切な診断と治療（ドイツ自然医学療法など）で早く治します

 

参照サイト：

https://bit.ly/3FbrivS

 

犬　６齢　メス（未避妊）　です。

 

 

【　元気食欲がない　】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

 

 

 

◆◆　来院時は、元気がなく、具合が悪そうな様子でした。

 

 

■　そこで、まず身体検査、血液検査、尿検査とレントゲン検査をさせて頂きました。

 

 

■　身体検査では軽度の脱水が認められ、血液検査では尿素窒素とクレアチニンの数値が高く、また腎臓病をクレアチニンよりも鋭敏に検出できる『SDMA』という検査を実施させていただき、非常に高い値が検出されました。

 

 

■　尿検査では尿比重の低下と蛋白が検出されました。　さらに血圧を測定すると高血圧症も見られました。　これらの結果からステージ２から３の慢性腎臓病と診断されました。

 

 

 

■　腎臓は血液からの老廃物の除去や、体内の水分とミネラルのバランスの維持といった重要な役割を果たしています。　しかし、この腎機能は一度破壊されると現在の医療では再生させることは困難です（人間では人工透析や腎移植が行われます）。

 

■　このワンちゃんは老廃物を体の外に出せず、いわゆる尿毒症になっていました。　そこで入院して静脈点滴をしながら少しずつ老廃物を体外に出させ，適正なミネラルバランスを維持させてあげ、高血圧症には降圧薬を処方して治療を行いました。

 

 

 

■　以前のブログでも書かせていただきましたが、当院では副作用がなく、既存の治療薬とも一緒に使うことができてQOLを上昇させる効果がある【ドイツの自然医学療法薬】を所有しています。

 

 

 

■　この薬にはデトックス(老廃物を外に出させる）に有効な成分を有するものがあります。　今回はこれらのお薬を合わせて使うことで元気、食欲を取り戻すことが出来、無事に退院できました。　さらに通院による皮下点滴と【ドイツの自然医学療法薬】を続けることにより、尿素窒素、クレアチニンとSDMAを正常値近くまで下降させることが出来ました。

 

 

 

 

 

■　慢性腎臓病以外にも様々な病気に有効性を示す【ドイツの自然医学療法薬】を所有しております。　既存の治療薬とも併用でき、安全性も高いものです。　慢性疾患等でお困りの際は当院までご相談ください。

 

 

獣医師　天野雄策

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