【こんな症例も治りますシリーズ 469】 ネコちゃんの骨瘤にまちがえられやすい変形性関節症(DJD) も適切な診断と治療で早く治します

右前脚の肘関節を内側から撮影したレントゲン写真です。
★ 上から下に向かっている骨が、上腕骨です。
★ その周囲にモコモコと前後に出ている白い部分が変形した関節部です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/33zi5zm

 

スコティッシュフォールド 7歳 メス(避妊手術済み)

 

 

【 右前足を引きずる 】とのことで来院されたネコちゃんです。

 

 

 

 

◆◆ 本当に痛そうな歩き方をしますので、飼主様も心配されます。

 

 

■ 飼い主様にお話を伺うと、2週間ほど前から急に右前肢を引きずるようになったので、近くの病院で診てもらったところ、動画を見て直ぐに「 スコティッシュフォールド猫の骨瘤(骨軟骨異形成症候群) 」と診断されましたが、元気・食欲はあり、触っても痛がらないことから、もう一度、他の病院でも診てもらおうと、ホームページをみて当院に来られました。

 

 

 

■ 当院において、患部を中心にレントゲン検査で詳しく診させていただいたところ、前肢の肘関節は左右の両肢とも関節軟骨が変形し、石灰化していたことから、「骨瘤」ではなく、「変形性関節症(DJD)」と診断しました。 また、蛇足ですが、今回の検査により後肢の両膝関節には、「変形性関節症(DJD)の関節鼠」が見られました。

 

 

■ ネコちゃんに起きる関節炎の一部は、変形性関節症と言われ、関節の変形によって関節痛や歩行異常などの症状が出るようになります。

 

 

■ ワンちゃんでは全体の約20%が何らかの形でこの疾患を抱えているということが、複数の研究によって報告されていますが、もともとしなやかに体を動かすことの出来るネコちゃんは、関節を痛めていても症状がわかり難いところもあり、今回のように、詳細な検査によって、初めて関節炎を患っていることに気づくことが多いのです。

 

 

 

★ しかし、ネコちゃんの四肢関節、椎間関節のDJDの罹患率は90%と論文で発表されています。 意外と多く発生していると思いませんか? 

 

 

 

 

★ 健康診断の際にレントゲン検査で調べると、DJDは確認する事が出来ますので、定期的にモニターされる事をお勧めを致します。

 

 

 

 

■■ さて、このネコちゃんのように、歩行異常が見られる場合は消炎鎮痛剤やサプリメントを投与するなどの内科療法で痛みを和らげてあげることになりますが、痛みや動作の制限を長期間にわたり抑えることが必要となるため、極力、副作用のない治療法を選択することが大切です。

 

 

■ 当院では副作用の心配ない「ドイツ自然医学療法」をはじめ、その他、レーザー療法、鍼灸などの副作用のない治療法をいろいろと揃えております。

 

 

 

 

■ まだ、治療は始まったばかりですが、今後もこのネコちゃんが幸せに、健康的で快適な生活を送れるよう、飼い主様の愛情のこもった配慮と献身的なケアとともに、我々もお手伝いできたらと思っています。

 

 

■ 気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

★ スコティッシュフォールド猫 骨瘤治療は、
専門獣医師の『 予約診療 』で行います。 予めご了承ください。

 

予約・お問い合わせは、下記からお願いします。

★ 簡単に入力できます。(1~3分間)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://bit.ly/3NgAenA

 

 

あるいは、
046-274-7662
photo.fahtakahashi@gmail.com

 

 

獣医師 泉 政明

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