【お困りではありませんか? シリーズ 3】  犬の認知症 の意外な改善方法を紹介します。

★ 犬の認知症には、色々なパターンがあります。
★ 一般的な混乱と、見当識障害と言われる、いわゆる物忘れ(今まで覚えていた躾など)などが増えます。
★ 別のパターンは、犬は夜に落ち着きがなく、向きを変えたり、声を出したり、「警戒」するようになります。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3EwtNYZ

 

■■■ 日光浴で認知機能障害を改善

 

 

■ 当院では高齢の動物さんが多く来院されていますが、中には認知機能障害の徴候が見られて悩まれている飼い主様もいらっしゃいます。

 

 

■ 特にワンちゃんでは、ずっと歩き続けてしまうことがよくあります。

 

 

■ 部屋中をウロウロしたり同じところを円を描くようにグルグル回り続け、物にぶつかったり、よろけて倒れたりすることがあるため、飼い主様は目が離せずに夜も眠れないこともあります。

 

 

 

 

 

■ このような行動について、お散歩が改善策に繋がったというお話を、ある飼い主様からお聞きすることがありました。

 

 

■ お散歩で疲れるからよく眠れるし、またお散歩を頑張った日は以前のようにボーッとせずに表情が豊かになっているとの事でした。

 

 

 

 

 

◆◆ 実はこの「お散歩」には体に良いことがたくさんあるのです。

 

◆ 1つ目は、適度な運動は免疫力がアップすることが分かっています。

 

具体的には、ウイルスなどの感染が起きた細胞や突然変異した異常細胞(がんの元)を破壊してくれる「ナチュラルキラー細胞」が活性化するからです。
また運動により血行が促進されることによって、酸素や栄養素が組織に良く行き渡ります。

 

 

 

◆ 2つ目は、太陽の光をカラダに浴びる事によってビタミンDが活性化されます。

 

ビタミンDには長寿効果があると言われていますが、カルシウムの吸収を促し、骨を強くしてくれます。 さらに炎症を抑える効果や抗がん作用もあることが解っています。

 

 

 

◆ 3つ目は、日光浴はセロトニンという神経伝達物質の分泌を促します。 セロトニンは幸せホルモンとも言われていますが、人ではこの分泌が少ないと、うつ病の発生率も高くなるそうです。

 

セロトニンを日中増やしておくと、夜の睡眠ホルモンであるメラトニンの原料になるので夜間の睡眠に繋がります

 

 

 

■ つまり、お日様に当たることは良いことづくしなのです。 ただし、長時間では皮膚がんを発症することもありますので、注意が必要ですが。

 

 

◆◆ 人では朝の時間に15分から20分間の日光浴が良いそうです。 動物さんでも同じことが言えるのではないでしょうか?

 

 

■ 高齢の動物さんでは、認知機能障害で問題行動が起きると睡眠薬などのお薬が必要になる場合もありますが、生活習慣を改善することによって投薬量も減らすことができるのではないでしょうか?

 

 

 

 

◆◆ お散歩に行きたいけど関節炎がひどいから行けない!という高齢のワンちゃんには、当院でも驚きの効果が見られた、UPBという光線治療をお勧めいたします。

 

★ UPBは、血行が促進され、痛みも緩和されるようです。 光を当てるだけですので、動物さんへの負担はありません。

 

★ そして、認知機能障害の改善にもお役に立てると思います。

 

 

 

■ ご興味を持たれた飼い主様、是非一度ご相談くださいませ。

 

 

獣医師 新井澄枝

 

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