【新 当院の特徴ある医療シリーズ 24】 犬の腫瘍性胸水の 新・治療法 を紹介致します

上の写真は、犬の胸部のCT画像です。
★ 診断は、原発性胸膜癌(白い矢印部分)でした。
★ 左右に星印(★)がある濃い灰色のところに、胸水が溜まっています。
このような胸水は、外部に抜去しないと通常はドンドン溜まってきます。

参照サイト:

https://bit.ly/39wiP85

 

 

■■■ 犬の“がん性”胸水再発防止治療 ■■■ 

 

 

チワワ 13歳 メス(避妊手術済)

 

 

■ 『 呼吸がおかしい 』とのことで来院されました。

 

 

■ レントゲン検査とエコー検査で胸の中に腫瘍が出来ていて、そこから胸水がでている状態のようでした。

 

 

■ 今回は、話合いで飼主様が腫瘍を手術で取り除くことは選択しなかったため、内科的にできることを探してくことにしました。

 

 

■ 通常、胸水を抜いた後に水がたまりにくいように利尿剤を使用することが多いですが、結局水が溜まってしまったり、腎臓に負担がかかったりと管理に苦戦することが多いです。

 

 

 

■ そこで、今回は体の負担も考慮して胸水抜去の後、オゾン治療をすることにしました。
すると、2週間後に一度胸水が溜まっただけで、その後3カ月経過時点で再発は無く、持病の外耳炎も以前より良好にコントロールできるようになりました。

 

 

■ 今も定期的にオゾン療法をすることで、胸水が溜まる以前よりも活発に散歩までするようになりました。

 

 

◆◆ オゾン療法は病気の治療だけでなく、健康に過ごす下地作りとしても効果を発揮しますので、ぜひ一度ご体感ください。

 

 

獣医師 冨田浩平

 

 

 

 

 

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