【こんな症例も治りますシリーズ 440】 感情的になっているウサギさん も適切な診断と治療で治します

ウサギの病気は、ライフステージを考慮して診断しないと混乱することがあります。
今回の症例は、その良い例です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3gu5EbQ

 

 

ウサギ ネザーランドドワーフ 1歳 メス(未避妊)

 

【 最近抱っこができない。 足で地面を叩くスタンピングが多い。 機嫌が悪い? 】とのことで来院されました。

 

 

◆◆ よくぞ、気付いて来院して下さいました、と感謝したいケースです。

 

 

■ 『 性格が変わったのかな? 』と思って、見過ごされやすいと思うのですが、、、

このような症状が出るときは、

 

1) 関節炎など体のどこかが痛い

2) 発情による興奮

 

などの原因が考えられます。

 

■ そこで、診断の為に検査を順番に行いました。

 

● レントゲンや触診の結果、症状の原因が痛みの可能性は低そうでした。

● この子は、メスで避妊手術を受けていないのです。

● ウサギのライフステージを考えて、この子は『 12か月から5歳までの成ウサギ 』の中でも、一番若い時期ですので、いわゆるヤンチャな時期になります。

 

 

■■ そのため、少しだけ症状が落ち着いてから、慎重な麻酔管理のもと避妊手術を行いました。

 

■ 当院のウサギさんの避妊手術は、特殊な医療器具を使用することで出血を少なくして、短時間で終わらせることが可能です。

 

● その後、半年経ちますが、『 症状の再発はない 』という、良い報告を頂いております。

 

 

※ ウサギさんの避妊手術は、今回のような攻撃行動や偽妊娠、マウンティングやスプレー行動を抑制できる他、子宮、卵巣、乳腺の病気を予防できます!

 

■ 今回の症状に心当たりのある方、ウサギさんの避妊手術について気になった方は、お気軽に当院までご相談ください。

 

 

獣医師 落合勇吏

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