【こんな症例も治りますシリーズ 409】 ワンちゃんの耳血腫 も適切な診断と治療で治します

ワンちゃんの耳介の赤い部分が、耳血腫です。 再発も多い病気です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3rCZ0Ts

 

イヌ フレンチブルドッグ 3歳 オス(去勢未実施) です。

 

 

【 耳をよく掻いて、耳が腫れている 】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ 診察させて頂くと、耳の中が真っ赤になっていて、耳介の一部がギョウザのように膨らんでいました。

膨らんでいるところは柔らかく、液体が入っているようでした。

 

■ 詳しい検査をさせて頂くと、耳の中はマラセチアと呼ばれる酵母のバイ菌だらけ、膨らんだところには血のような液体が溜まっていました。

 

 

 

★ これは耳血腫と呼ばれる、お耳の軟骨と皮膚の間に血が溜まって膨らんでしまう病気です。

耳に痒みがあり、耳を掻いてしまったり、頭を振る、そういった子達に起こりやすく、今回の患者さんもそうでした。

 

 

 この病気の厄介なところは、経過が長くなればなるほど耳が腫れたままになってしまい、治りにくくなります。

そして、同時に原因の一つである『耳の痒み』を急いで取り除かないといけません。

 

★ すなわち早い治療が必要です!

 

 

■ この疾患の治療は、早い段階であれば注射を中心とした治療で治りますが、頻回に再発した場合は手術が必要になります。

 

※ 実は、この病気は【 耳介の血管が破れるだけでなく、免疫の暴走が同時起こっている 】とされています。

ですから、ステロイド剤などの免疫抑制剤やインターフェロンなどの免疫調節剤が、効果的に働く事が多いのです。

 

 

■ 耳介の痒みの治療も同時に行う必要があり、こちらが治らなければ折角治った耳の膨らみが再発することが多いです。

 

■ この病気は、今までの過去の経過や治療期間などに大きく左右されやすいのです。

 

★ 当院は、上記の免疫抑制剤、免疫調節剤の他に、『 特殊な再生医療剤の投与 』により治っている子も多いです。 決して諦めないで下さい。 他院さんで治らなかったワンちゃんネコちゃんも、これらの特殊治療で治る子も大勢います。

 

 

◆◆◆ 幸いこの患者さんは短い期間に何度か通院し、耳のバイ菌であるマラセチアの掃除と耳血腫への注射、おうちでのお薬で治りました。

 

■ しかし、再発予防のために、今も定期的に通って頂き、耳のチェックとお掃除をしっかりしています。

 

■ この患者さんが短い期間に治ったのは、

早期発見 ⇒ 短期間通院治療 ⇒ 早期治癒 が出来たからです。

 

 

★ うちの子の耳がおかしいな、と思ったらすぐに通院をお願いいたします。

 

獣医師 落合勇吏

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