【新 当院の特長のある医療紹介シリーズ 8】 治りにくいネコの慢性胆管肝炎は、副作用がほとんど無い当院独自の治療方法で治しませんか?

ネコちゃんの口の中が、まっ黄色です。 肝臓が悪くなって『黄疸』が起きている猫です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3t0p0dm

 

 

■■■ ネコの慢性胆管肝炎 ■■■

 

 

■ ネコの肝疾患では胆管肝炎は比較的一般的にみられる疾患です。

 

★ 肝臓の中で、周囲の組織に炎症性細胞の浸潤が認められる疾患で、主体となっている炎症細胞によって『 好中球性 』と『 リンパ球性 』に大別されます。

 

★ 前者には腸内細菌の感染、後者は免疫学的な原因によるものと考えられています。

 

 

 

★ リンパ球性胆管肝炎の多くは慢性経過をとります。 発症年齢:1~16歳で、臨床症状としては元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢、肝臓腫大 、腹水(29%)、黄疸 などです。

 

★ 血液検査所見では、高グロブリン血症(50%)末梢血リンパ球数増加(>14000/μl)肝酵素の上昇などがみられます。

 

★ 確定診断は病理組織検査で診断します。

 

 

 

■ 一般的な治療は、ステロイド剤を用いる免疫療法や、好中球性のタイプには抗生物質療法が行われます。

 

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◆◆◆ 当院の特別治療に良く反応したネコちゃん = 御紹介です =

 

 

■ 6歳のネコちゃん。 元気がなく食欲もないことからお近くの動物病院で診てもらったところ、肝疾患の可能性ありと言われ入院しました。

 

★ 手術でお腹を開いて肝臓の組織をとり、病理学的に検査した結果、『リンパ球性胆管肝炎』と診断されました。

 

 

★ 早速、プレドニゾロンというステロイド剤による治療が始まりましたが、しばらくしても症状が改善しないため当院に来院されました。

 

■ 当院でも血液検査、エコーを実施し、また飼主様から見せていただいた病理学的診断書を参考に総合的に評価したところ、『慢性胆管肝炎(リンパ性)』と診断しました。

 

 

■ 一般的な治療としては通常ステロイド剤を中心とした免疫療法が行われますが、このネコちゃんの場合はそれでも良くなっていないことから、当院で以前から行っている副作用の心配がない『抗酸化療法』を中心にした治療を用いることにしました。

 

★ 具体的には『再生療法』と『オゾン療法』、それに加え『ドイツ自然療法(ホモトキシコロジー)』です。

 

★ 治療を始めて数日後、血液検査を行ったところ、これまでなかなか下がらなかった肝酵素の値が激減していました。

 

 

★ その後、治療を続ける中、その値は血液検査をする度に減り続け、今ではほぼ正常値に近くになりました。

 

★ 飼主様によると、元気・食欲も前と同じように出てきたと嬉しそうにお話ししてくれました。

 

 

 

★ 『抗酸化療法』を中心とした治療は、飼い主様の希望もありまだ続きますが、ステロイド剤はこれまで量を徐々に減らし、今では全く用いていません。 したがってステロイド剤による副作用の心配もなくなりました。

 

■ ますます猫ちゃんが元気になるよう、これからも飼い主様と一緒に頑張っていければ思います。

 

 

 

獣医師 泉 政明

 

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