【新 当院の特長のある医療紹介シリーズ 5】【FIP専門治療センター】 FIP(猫伝染性腹膜炎)新薬治療 は、とても好成績です。 多くの飼主様と猫ちゃんが喜んでいます!

腹水でお腹がパンパンになった猫ちゃんです。

 

■■■ FIP新薬治療 【 特効薬! 】 ■■■

 

 

■ 猫のコロナウイルス感染症は2種類あるのですが、ご存知でしょうか?

 

これは、昔からの猫の常識がある方なら【 はい! 】とお答えになる質問です。

 

 

◆ 最近では、新型コロナウイルス感染症が猫ちゃんで成立するという研究を、東京大学の研究チームが実施して論文を出してきました。 ですから、最新情報では、『 猫のコロナウイルス感染症は3種類目がある 』と補足説明しておかねばなりませんね。

 

※1. 雑誌名:「New England Journal of Medicine (NEJM) 」5月13日オンライン版

論文タイトル:Transmission of SARS-CoV-2 in Domestic Cats

著者:河岡 義裕

 

※2. 雑誌名:「Emerging Infectious Diseases」(オンライン版)

論文タイトル:Protective Immunity and Persistent Lung Sequalae in Domestic Cats after SARS-CoV-2 Infection

著者:Shiho Chiba, Peter J. Halfmann, Masato Hatta, Tadashi Maemura, Shufang Fan, Tammy Armbrust, Olivia M. Swartley, LaTasha K. Crawford, Yoshihiro Kawaoka

URL:https://doi.org/10.3201/eid2702.203884

 

 

◆◆◆ 今回の話は、その話ではありません。

 

 

■ 当院で実施しているFIP治療は、猫伝染性腹膜炎ウイルスFeline infectious peritonitis virus(FIPV)に対する【 国際的な特効薬治療 】です。

 

 

■■■ 複数のネコちゃんの治療に、この新薬を使っておりますが、とても良い成果が出てきています。

 

治療を継続している飼主様の満足度は、100%です。

 

 

具体的には、新薬治療で次のような症状が改善されます。

 

★ 高熱だった      ⇒⇒⇒  翌日から熱が下がって、元気食欲が出た。

 

★ 食欲がない      ⇒⇒⇒  翌日から食欲が元に戻った。

 

★ 黄疸が出ていた    ⇒⇒⇒  1週間後には、黄疸症状が無くなった。

 

★ 腹水でお腹が出ていた   ⇒  翌日から、お腹が引っ込んできた。

 

★ 体重がどんどん減ってきた ⇒  1週間後には、体重が増えてきた。 などなど。

 

 

■ 治験研究段階なので薬品名を出す事は控えますが、通常【 既存の治療方法では、FIP症例の30日間生存率が18.2% 】であったものが、【 新治療法では、同じく30日間生存率が84.2%】となった、という研究報告があります。

 

■■■ FIPが治る可能性にかけたいと言う方は、院長予約で【FIP専門外来】診察を行っておりますので、photo.fahtakahashi@gmail.com 宛てにご連絡をお願い致します。

 

 

獣医師 高橋 俊一

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