【こんな症例も治りますシリーズ 363】 猫の三臓器炎 も的確な診断と治療でコントロールします。

猫の膵臓(中央の肌色)の中央にある管が、胆嚢から来る管(緑色)とY字型になって、左下の十二指腸の管に入って行く姿。 この構造だから、長屋の火事になりやすい<本文参照>。

 

参照サイト:

https://bit.ly/2T3mHpf

 

猫 14歳4ヵ月 メス(避妊手術済み)

 

 

【 何度も吐く、元気食欲がない 】との主訴で来院された猫ちゃんです。

■ お腹の超音波(エコー検査)など詳しい検査をしていくにつれて、膵臓の炎症が疑わしくなっていきました。

 

 

■ ネコちゃんの場合、身体の構造上、十二指腸の炎症から胆管を介して胆のうや膵臓に炎症が広がることが多く、【三臓器炎(十二指腸、胆嚢、膵臓の合併した炎症)】になりやすい、と言われています。

■ そこで、膵炎の時に上昇する酵素について測定したところ、測定上限値を超えてしまっていたので【三臓器炎】と判断し、三臓器炎の治療を行いました。

 

 

■ 薬への反応も良く、今では食べ過ぎて体重が増えないように気を付けるところまで回復してきてくれています。

 

 

■ ネコちゃんは症状を隠し、隠しきれずに症状が出る頃にはかなり悪化していることが多いので、いつもと違うと感じる事があれば早めに来院してください(^^)/

 

 

※ 猫は、犬の胆管と膵管の構造と違っており、犬よりもYの字型をしているので【三臓器炎】を指して、【昔の先生たちは、長屋の火事】と言って、飼主様に説明していました。

※ ボヤ程度の火事だと治しやすいので、早期発見して早期治療を行うのが理想ですね。

 

 

獣医師 新美綾乃

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