【こんな症例も治りますシリーズ 362】犬の無症状の急性肝障害 も 適切な診断と治療で治します。

ナスのような形をしたモノが、ワンちゃんの摘出した胆嚢です。 癒着などが激しく起こっていると、手術がかなり難しくなります。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3bEnOD8

 

犬 3歳 去勢オス

【 健康診断の血液検査で肝臓の数値が振り切れていた症例 】です。

 

 

■ 元気や食欲は旺盛で、今まで予防以外で病院にかかったことはない子です。

 

 

■ しかし、健康診断で肝臓の数値に異常が見つかり、腹部のエコー検査を行いました。

すると、胆嚢に少し異常があることが分かりました。

■ 数日後には肝臓の数値も下がり始めており、肝臓と胆嚢の薬を内服していくことになりました。

 

 

■ 今回は症状もなく肝臓の数値が高かったため、健康診断が無ければ見落としてしまう可能性が高かったと思います。 若い時からこのような状態が続くと、肝不全になって重篤な症状が出てから、初めて病気が見つかることもたくさんあります。

■ 病気が悪化する前の初期に見つけてあげるためにも、毎年の健康診断をお勧めします。

 

 

※ 胆嚢は、胆汁が固まってしまう病気があります。 この『胆嚢粘液嚢腫』の病気になったら、アメリカ獣医学ですと、外科で摘出する事を推奨しています。

 

獣医師 冨田浩平

 

 

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