神奈川県大和市の湘北どうぶつ次世代医療センターです。CT検査による画像診断、皮膚科、腫瘍科、
整形外科、眼科、循環器科などの医療顧問による高水準の医療をご提供できる体制を整えています。
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【こんな症例も治ります シリーズ 348】 犬のチョコレート中毒による急性腎不全も 適切な診断と治療でコントロールします
【こんな症例も治ります シリーズ 348】 犬のチョコレート中毒による急性腎不全も 適切な診断と治療でコントロールします
チョコは、とても怖いです。
参照サイト:
https://bit.ly/2wf3Cb8
犬 14歳 メス(去勢手術済)
【 吐く、震える、元気消失、食欲不振、尿が出ない 】というワンちゃんです。
■ 2日前に板チョコを3枚半食べてしまったとのことで、
チョコレート中毒による腎不全および神経症状を疑い血液検査を実施しました。
■ 腎数値がかなり跳ね上がってしまっており、尿も出ていないとのことだったので、早急に入院下で解毒利尿処置をさせて頂きました。
■ 数日後には腎数値もある程度下がってきたので、通院治療に切り替えさせていただきました。
■
腎臓は一度ダメージを受けると回復しない臓器のため、点滴通院をしながらも腎数値が上がってしまう事もありました。
■
そこで、当院で行っているオゾン注腸療法、再生医療を行わせて頂くこととなりました。
■ 現在は点滴頻度を調節しながら治療の継続を行っております。
■
チョコレートに限らず人間では当たり前に食べている食べ物が、動物にとっては中毒となることは非常に多いです。
ワンちゃんが食べてはいけないものを与えないように、皆さん気を付けてください。
■ また、気を付けていても食べてしまった場合、
中毒は様子をみてしまうと病状の悪化につながってしまい、数時間前まで元気だったのに亡くなってしまうケースもある為、早期に来院して頂ければと思います。
獣医師 新美綾乃
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