【こんな症例も治ります シリーズ321】 犬の皮膚腫瘤および歯周病 も的確な診断と治療でコントロールします。

皮膚に出来た悪性の血管肉腫というシコリです。

参照サイト:

https://bit.ly/2Q28NTO

 

犬 4歳4ヵ月 メス(避妊手術済み)

 

【 皮膚に出来物がある、少しずつ大きくなっている 】というワンちゃんです。

 

■ 腫瘤部の細胞診検査を行わせていただきました。

細胞診検査とは、腫瘤に針を刺すことにより、腫瘤の性状のヒントを得る検査の事です。

 

■ 細胞診の結果、毛包嚢胞という毛穴に角化物が詰まって腫れあがってしまうものでした。

悪性の腫瘍ではないのですが、このワンちゃんの場合はシコリが来院する度に大きくなっていた事もあり、大きくなって破裂すると皮膚炎を併発してしまう事も含め、腫瘤を切除させて頂く事になりました。

 

★ そして、せっかく麻酔をかけるなら・・・ということで歯石除去も行わせて頂きました。

 

■ 腫瘤を切除し、病理組織検査にて悪性腫瘍は否定されました。

 

■ そして、口腔内の歯周病菌を極力きれいに除去した後に、口腔内の免疫を高めるお薬を塗布して頂きました。

 

■ 手術から半年ほどたちますが、皮膚に腫瘤の再発もなく、口腔内もとてもきれいに保てています。

 

■ 犬の皮膚腫瘍は発生自体が多く、中にはとても悪いタイプのものも存在します。

そのため、デキモノが出来たら放置せず、早めに来院してください。

 

獣医師 新美綾乃

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